今朝6時の山荘の気温:8℃、くもり~晴れ。
風も無く、自然の動き、営みが止まったような朝。飼い猫のシューゴ君も
死んだように(イギタナク)私のベッドを占有している。猫には ‘ おこがま
しい ‘ という感情が無いのかしら。
そうこうしているうちに、青空が拡がってきた。セルリアンブルーの心地
よい色合い・・。日本にも青色を表現する言葉はいっぱいあるのに、若い頃
学んだ西洋絵画の絵の具の色合いがおもわず出てしまう。
*
視覚と聴覚、どちらが私たち人にとっては豊かに響くのか。私は(私には)
間違いなく聴覚のような気がする。視覚は間違いなく見ているその先を遮断
してしまうが、聴覚はいつまでも残り、残るだけでなく、物語を創る。
今朝6時の山荘の気温;12℃、快晴。
昨夜、遅くまで飲んでいたせいか目覚めが早い。お酒が次の日まで残って
いると、妙に能天気になるらしく、オツムの働きも快調、とても具合がいい。
むかし唐の時代の詩人(名前は忘れた・・李白?)、酒好きで、宮仕えの
道すがら、前を行く牛車の荷台の酒ツボから、車が揺れるたびに酒がこぼれ
る。李白は必死に牛車の後を追い、その匂いを嗅いでいた・・という。
李白に比べれば、山荘の住人の二日酔いなどカワイイもの。さて、昨夜の
飲み残しも切れたので・・もうすこし頂きますかな。
今朝6時の山荘の気温:12℃、ほぼ快晴。
暖かくなりました。朝の気温が二桁だなんて、少し前には考えられないこと
でした。植物たちは、6~8月、この短い期間に、花を咲かせ、実をつけなけ
ればならない。 彼ら・彼女たちにとっては、短い一生の間の最も忙しい時期
なんだろう、それが当たり前だと・・涼しい顔だ。
野に咲く草花に学ぶことは多い。
今朝6時の山荘の気温:8℃。くもり~晴れ。
今朝のキタキツネ君(ちゃん?)たち。最初は二匹いたんですが・・一匹になり
そのうち残り一匹も姿を消しました。よくキツネに化かされるといいますが、まだ
子供ながら、身のこなしだけは速いようです。
TVドラマ『北の国から』で、蛍ちゃんがキタキツネを呼び寄せる挨拶がたしか
‘ ル~ルルル~ ‘ だったけれど、どうして ‵ ルールル ’ なのか、その説明はなかった
ような気がする。
今朝6時の山荘の気温:5℃、晴れ。
山荘の周囲に太い丸太がたくさん有ったころ、何か利用する術はないかと
知恵を絞ったのが丸太のベンチだった。ただ、どうやってこの場所まで運ん
だのか記憶にない。 傾斜地まで人力(一人)で運んだのはたしかなのだが。
最近、若い頃の所業というか、作業跡が倉庫に残っていて、こんな物まで
あったのかと懐かしさに浸ることがある。歳をとると、若さとはそんなもの
ものなんだろうなと可笑しくもなる。
今朝6時の山荘の気温:8℃、ほぼ快晴。
明るくなるのが早くなった。窓のカーテンを閉めたままだと、いつまでも眠ってしまう。
春眠暁を覚えずというけれど、暁どころか朝食さえ忘れてしまい。
猫の ‵ シューゴ君 ’ に遊び相手ができた。少しばかり大きいけれど、ガラス窓越しだと
ちょうどいいかも知れない。お相手のエゾシカ君も優しそうだし。
シューゴ君にとっては未知との遭遇かもしれないが・・・。
いつまでも互いに見つめ合い・・凍り付いていた。
夜の夜中、体調がよくなく目が覚めてしまった。飼い猫のシューゴ君が
そこらじゅう走り回り、飛び回っている。猫は夜行性だから仕方がないが、
飼い主のコチラは、できれば目を閉じ、眠っていたい時間だ。
相手の時間を思いやり尊重するという態度は、人間特有の思考なのかも
知れない。その昔まだ狩猟生活を営んでいた頃に芽生えた仲間意識が膨ら
み、「これでよし!」と村社会を作った。「夜は皆いっしょに眠ろう」と
なったかも知れない。一緒に眠るという行為は、人間だけかもしれない。
*
朝、眼がさめるとシューゴ君が、枕元・顔のすぐ横で添い寝してくれて
いた。いつもは一緒に寝るのさえ嫌がるのに。
この老人、もう先が短いからな・・と勝手に思い込んだのかも知れない。
飼い猫や犬は、飼い主の顔色をうかがうのに長けているそうだから。
今朝8時の山荘の気温:9℃、くもり。
朝から、ロシアとウクライナの争いをネット読んでいた。古くは、この
二つの国は一つだったそうな。
子供のころ『隊長ブーリバ』という映画を観て心躍らせたことがあった。
ステップと呼ばれる大草原を馬で疾走する場面は今でも記憶にある。チョン
マゲの様な ‵ 辮髪(ベンパツ) ’ を切り落とす場面は、日本のサムライが
髷(マゲ)を切り落とす儀式に似ていた。ユルブリンナーが懐かしい。
今朝7時の山荘の気温:9℃、小雨~くもり。
朝早くから飼い猫シューゴ君がうるさい! 猫を真似、ガラス窓越しに
外を眺めると、いつもの子ギツネが一匹、雨上がりの裏庭で遊んでいる。
他の2匹はどうしたのかと待っていたが、なかなか現れない。兄弟ゲンカ、
仲間割れ? 産まれた時は一緒でも、次第に疎遠に・・独り立ちするんだ
ろうか。
成長し、親子兄弟が再び相まみえるということは、もうないんだろうか。
過酷な動物社会なんだと・・胸に響いた。
今朝6時の山荘の気温:12℃、くもり~時どき雨。
小雨もようの朝。しっとりとして気持ちは良いけれど、どうしても
気になるのが3匹の子ギツネたち。たぶん狭い巣穴でジャレあっては
親ギツネに叱られてんだろうな・・なんて、思い描いてます。
人の親を卒業して20数年になるのに、いまだ余計なおせっかいが
抜けきらない。これも一つの烙印なんでしょうね。