ブス(附子)

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            今朝7時の山荘の気温 14℃、曇り。

     暗い曇り空ばかりの毎日。 なにか明るいものはないかと探した写真が、
    古いものですが下の写真(2004.6/7)、「チャイブ(ス)」。

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    「チャイブ」は、西洋アサツキ、エゾネギとも呼ばれる。ふつう複数形の
    ‟ S ” が付き「チャイブス」と呼ばれるが、日本では ‟ ぶす ” は誤解され
    かねないので(古くはトリカブトの毒・漢方薬)、「S、す」は付けない。
     余談だけれど、小学生のころ(60年前)、学芸会で狂言の「ぶす」を
    やった。お寺の小僧二人が和尚様の留守に・・・説明するのが面倒なので
    興味のある方はネットで「附子(ぶす)」を ───

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「ジイ、ネットで『ブス』を調べてたら、午前中のテレワークが
      まるで進まない。可笑しいというか・・深い意味があるんだね~」
                    *
      「日本三大不美人(ブス)県というのがあって、その中に宮城県
      も含まれてるんだと。アチキは生まれは静岡県だけど、もう十年
      近く仙台。 そろそろ抜け出さんとな~」     ─── 仙台姫

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「ブス」も三日見れば馴れるといいますが、美人の姫が
        10年も居るとなると、なんとも微妙。毒だと思い食べ
        たのが実は砂糖だったという狂言。反対に美人だと思い
        手を出したら・・えらいことになる?
         姫の餌食になった男の数は、コロナウイルスに罹った
        数より多いんじゃないの?

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「それじゃ、アチキと関わった仙台の男どもは、みんな
        コロナより軟弱だってこと?」
                         ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        軟弱かどうかは知らんけど・・発病したら訴えられるぞ!
       罪名は ─── 「初め天国・・のち地獄・罪」。
                    *
           いいかげん、サボってないで仕事せんか!

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「ジイ、酒気帯びテレワークがバレた! 来週から
         また通常勤務! 短い極楽であったぞな~!」
                    *
         「誰がバラしたのか、とっちめてやる!! PCの
         履歴を探し出せばすぐ分かるんだからね!」
                         ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           隣の席の上司じゃないの? 明日出社したら、
          部長のPCの履歴を調べてみたら?

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「ジイ、今何してる? 来週会社に行くのが怖い
         よう~!」          ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        自業自得! 爺はいま、録画しておいた映画を観ておる。
       ロシアの作家・ドストエフスキーの『白痴』の日本版。
        黒澤明監督で、舞台は北海道・札幌。 昭和26年公開と
       あるから、爺が生まれて2歳の時の映画で、もちろん白黒。
       配役人を見て、うんうんなるほどと若いとき読んだ記憶が
       よみがえってきました。もしかしたら、爺の青春期で一番
       感銘を受けた小説かも知れません。
        それにしても長い! 原作も長いが、映画も3時間近い!
       黒澤監督は「おれの中でいちばん好きだよ」と映画評論家
       の淀川長治さんに告げていたそうだが。

Filed under: お便り,テレビ、映画,植物、花、ハーブ  タグ: — tomi 07:52

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       今朝6時の山荘の気温 13℃、曇り(午後1時:15℃)。

      曇り空の天気が朝から続いている。気温の変化もなく、風もなく、
     遠くの景色を見ると、樹の幹が風でしなっているから、静かなのは
     山荘の周囲だけかもしれない。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「ジイ、観たよ。『華麗なる闘い』なんて題名がよくないね。
      有吉佐和子・原作の『仮縫』のほうが、よぽどいい」
                    *
      「一歩引き、『大人ってすごいなぁ~』と去ってゆく内藤洋子
      さんに拍手! あの人が『氷点』でデビューしたなんてね」
                    *
      「調べたら『赤ひげ』にも出てたんだ。お元気なら、もう70
      歳ぐらいになるんだ~」          ───仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       今から50年も前の映画だなんて信じられないね。モデルと
      なったのは、今も現存する「杉野ドレスメーカー学院」。爺の
      6才違いの姉が通っていたのをふと思い出した。
       中学生の頃だったか、その姉がシャツを作ってくれた。生地
      は呉服屋だったから、そこら中にある。背丈や、首回りなどを
      採寸する時メジャーを当てて計り、その数値を全部記憶、メモ、
      さらにもう一度計った数値と比べていた。映画にそんな場面が
      あって、なるほどすごい暗記力だと感心したものだった。
       母も娘(喜多嶋舞)も、最近の消息は知らないが、母はジイ
      とそれほど齢が違わないので、齢もう70歳ぐらいか。
                    *
       昔、この欄に書き込んだ記憶があるので探してたら、アッチ
      コッチニに。 2016年7/9「大陸的」にも。

Filed under: テレビ、映画  タグ: — tomi 16:20

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      (2014.5/31)
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                          (玄関よこ)

     今朝6時の山荘の気温 16℃、くもり(午前10時 21℃)。

     暑くも寒くもない気持ちの良い朝でした。山荘周囲の雑木林の枝が
    風に揺れ、そのせいか、テレビのBSの放送が映りません。 新緑の
    季節です、秋になり、周囲の樹々の葉が落ちるまでBSの放送はあき
    らめなければなりません。

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             (2015、5/31 撮影)

     体調があまり良くないので、掲載写真は古いですが季節が同じ頃の
    ものを載せています。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「ジイ、体調悪いのか? ・・・・。」
                       ───仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                 齢相応です。

Filed under: テレビ、映画,山荘周辺  タグ: — tomi 10:59

青い鳥

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            今朝6時の山荘の気温 13℃、晴れ。

      朝起きて、玄関前のポーチに出るとおびただしい苔が落ちている。
     風で舞ってきたのかと見上げると、入口灯の上に苔が盛られていた。

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     野鳥がこれから巣でも作るんだろうと、しばらく時間をおいて再び
    見ると、今度は青い鳥がレンガのタタキに横たわって死んでいた。
     原因が何なのか分からないが、玄関で青い鳥が死んでいたというの
    は、いい気分ではない。 せっかく「幸せ」訪れようとしたのにね。

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        「おじさん、その鳥どうするの? 焼いて食べちゃう
        なんてしないよね」          ─── 小姫

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        村人さんとは違います。明日、猫の「ミイ」の墓の横に
       埋めてやります。 ミイも遊び相手ができて喜ぶだろうね。

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       「ジイ、『華麗なる闘い』録画してくれる奴が見つかった。
      原作は有吉佐和子さんの『仮縫い』なんだってね。
       若い頃の内藤洋子さん出てるんだ。 楽しみ」
                           ─── 仙台姫

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       探したら、この「近況報告」の最初のころに載ってます。
      ちょっと恥ずかしいんですが、2004年4/15『仮縫い』
      に書き込んでます。さがしてみて下さい。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「お姉ちゃん、夏休みに帰った時に観せて!」
                         ─── 小姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「今日は7時半から市内あちこち廻って今、近況を
        見てビックリ。 この青いキレイな鳥は誰ですか?
         北海道で外灯の上の巣は初めて見ました。今年は
        不思議な事が起きてブキミ」
                       ─── 村人・A

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         お仕事、ご苦労様です。昼間から酒をくらってる
        身としては頭が下がります。
         青い鳥ですが、外の巣箱はシジュウカラが占領し
        ているため、雨風を防ぐことのできる玄関わきの、
        入り口灯の上に巣を構えたんでしょうが、何らかの
        トラブルが起きたんでしょうか。
         明日埋葬するつもりですが、非情にも、もう蟻が
        群がってました。
         山荘周辺で、最も嫌いなのはアリンコです。

Filed under: テレビ、映画,動物  タグ: — tomi 15:17

コントレール

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                (コントレール)

            今朝9時の山荘の気温 17℃、晴れ。

       何年か前、NHK総合テレビで『コントレール』という題の
      連続ドラマがあった(石田ゆり子・主演)。いいドラマだった。
      それまで飛行機雲のことを、コントレールと英語で呼ぶことを
      知らなかったので、いまだよく覚えている。
       青空にスーッ伸びる一本の白い雲。日々の生活の中に美しく
      入り込み、すぐに消えていく。 いつまでもあとを引きずらず、
      残さず。 ラストシーンが爽やかだった。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「ジイ、アチキも見たよ。清純派の石田さんのベッドシーン
      ドキドキしたね、おまけにNHKだもんね」
                           ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          姫がドキドキするようなシーン、あったかな?
         新コロナウイルスの影響で、放送界も再放送番組
         が多くなったから、そのうち再放送されるかも知
         れないね。
                    *
          姫、明日(6/3)夜7:10からBSで、懐か
         しい映画が放送されます。 有吉佐和子さん原作の
         『華麗なる闘い』。
          当時二十歳頃だったおじさん、暗い毎日でした。
         札幌の狸小路の映画館で見たこの映画のラストシー
         ン、内藤洋子の「大人って強いなぁ」には不覚にも
         涙をこぼした。 若き日の懐かしい思い出です。
          受信契約がなければ、どなたかに録画してもらい、
         後日にでもご覧ください。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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                  (夜は星)

        「31日の日本ダービーの優勝馬がコントレイルでした。
        新冠ノースヒルズ牧場の3歳牡馬です」

        (シジュウカラが戻ってくるとき、口にくわえている
        虫を撮れますか?)       ─── 村人・A

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        日中はほとんど巣箱にはいませんし、朝夕戻っていても、
       虫をくわえている場面は見たことがありません。

Filed under: テレビ、映画,天気、星空  タグ: — tomi 10:18

蹉跌・つまずき

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                 (3/18、夕刻)

            今朝6時の山荘の気温 10℃、くもり。

        連日、空模様が思わしくないので春先の写真を載せました。
       気温はまだまだ低く、朝晩は暖房用ボイラーの世話になって
       おります。

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        昨夜BSで、『青春の蹉跌』という映画を放送していた。
       主演は昨年亡くなられたショーケンこと故・萩原健一さん。
       「蹉跌(さてつ)」という言葉で思い出し、本棚を探すと
       古い文庫が収まっていた(写真)。 読んだはずなのに記憶
       がまったく無い(石川達三さんというと、若いころ『転落の
       詩集』を読んだ記憶があるが、以後の記憶が無い)。
       「青春」なんて言葉から、今はかなり遠ざかった。 初めは
       気恥ずかしい言葉であったが、今は遠く懐かしい言葉だ。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「ジイ、まだ生きてる? コロナウイルスがどうして
         岩手県を避けるのかって解ったヨ」
                     *
         「あそこには高度な先端医療を誇る『吉里吉里国』が
         あるからね。吉里吉里国の場所は一関付近らしいぞ!」
                          ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        そういえば、東北の一寒村と言ってるけど、その辺りかも
       しれないね。コロナウイルスが岩手県を避ける理由も、その
       辺にあるのかも知れない。
        「井上ひさし」さんが存命なら、どんなコメントをおっしゃ
       るか、あの世から生中継していただきたいね。
                     *
         吉里吉里国の入口では「行ったか来たか号」が道案内。
        海外からの患者も、まずはズーズー弁を理解しなければ
        ならない。 日本語よりも理解しやすいはずだ。

Filed under: お便り,テレビ、映画  タグ: — tomi 09:19

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                    (掲載写真は2014・5/14)

       今朝6時の山荘の気温 6℃、晴れ。

       パソコンの操作が突然わからなくなり、早朝から七転八倒、
      今朝撮ったはずの写真が行方不明に。こういう事態がこれから
      も続くのかとおもうと暗い気持ちになる。
       そういえば最近、子供の頃の夢をよく見る。忘れていた事や
      思い出せなくなった人々が、突然夢の中に現れる。ふしぎだ。
                   *
       目の前に読みかけの本が数多く積まれている。続きを読もう
      という意欲がわかないので、そのままになっている。
       残り少ない日数、最後にもう一度読みたいのは『源氏物語』。
      読み通せるかわからないが、なんとか「宇治十帖」までたどり
      着きたい。

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          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「ジイ、やったぜ! 午後からお休みじゃ! 理由は
        いうに言われぬ女の武器(つきのもの)」
                   *
        「事務所を出たとたん、ルンルン気分で身も軽く!」
                   *
        「ただ、休み明けは暗い顔して出社しないとな・・」
                         ─── 仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         上司に、どんな顔して理由を報告したのか・・
        役者じゃのぉ~。 社内で、この欄のぞいてる人が
        いたらバレバレだぞ。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「ジイ、『時代屋の女房』観たよ。なんかさぁ~
         自分のこと見られてるようでさぁ」
                        ─── 仙台姫
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          だいぶ前(相当むかし)、夏目雅子さんが存命
         だったころ観た記憶があります。あの頃の彼女は
         輝いてましたね。
          「涙つぼ」、有ったら欲しいよ。 爺も涙もろく
         なりましたんで。

Filed under: テレビ、映画,未分類  タグ: — tomi 09:29

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              (写真は昨日のもの)

          今朝7時の山荘の気温 12℃、くもり。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       小姫へ、昨夜のメールの件ですが、Eテレでの放送───
      『ドキュランドへようこそ選「イツァーク〜天才バイオリ
      ニストの歩み〜」』、偶然おじさんも観てました。
       曲名はバッハの「シャコンヌ」です。ネットで視聴もで
      きますよ。涙が出るくらい感動したという小姫の言葉、よく
      理解できます。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

          「ジイ、起きてる? 何してる?」
                       ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          起きてるよ。 テレビで『寅さん』観てる。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「おじさん、私も観てました。ラストシーンに
         岩木山が出てましたね」     ─── 小姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          あれが津軽富士なんだ。 録画してあるから
         後でゆっくり見る。

Filed under: テレビ、映画,音楽、美術  タグ: — tomi 12:20

春の雪

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       今朝7時の山荘の気温 -0.5℃、雪。積雪:1~2cm。

     『春の雪』というタイトルを付けたけど、ふとこんなタイトルの
    三島由紀夫さんの本があったなと、懐かしく思い出した。
     三島さんの本は、若いころ片っぱしから読んだ記憶がある。 いま
    思い出すのは、映画にもなった『憂国』と『金閣寺』ぐらい、相変わ
    らずボケの進行は速い。中学・高校時代 ‵ 吃音(どもり)’ がひど
    かったので、若い僧が金閣寺に火を放つ気持ちが身近に思えたような
    気がした。
                    *
    『アポロンの地獄』という映画を若いころ観た。原作はソフォクレスの
   ギリシャ悲劇『オイディプス王』が元になっている。
    知らずに産みの母親と性的関係を結び、後にそれを知った息子オイディ
   プスが我と我が目を母親がつけていたブローチで刺し、自ら盲(めしい)
   となって荒野をさまよう。 疫病が蔓延したテーベの街、それもこの物語
   の陰惨な背景だった。
    新コロナウイルスが蔓延している昨今。2千年以上前のギリシャ悲劇が
   ふと思い出されたが、現代文明へのある種の警鐘なんだろうか。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     「おじさん、こんにちは。オイディプスといえば、『エディプス
     コンプレックス』のエディプスことですよね。精神分析学の講義
     で学びました」
                   *
     「フロイトは医学者の眼で、初めて心の動きを解明しようとした
     チェコ生まれのユダヤ人でした。すばらしいお医者さんです」
                           ─── 小姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        おじさんも若いころ、シュールレアリズム絵画を学んだ
       ことがあります。「ダリ」とか「キリコ」は、フロイトの
       信奉者だったそうです。

Filed under: お便り,テレビ、映画,本、小説、詩  タグ: — tomi 10:34

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          今朝7時の山荘の気温 2℃、曇り。 積雪:ゼロ。

      春の雪は、突然降り始め、降り止み、半日ほどで溶けて無くなる。
     家に居ついていた訳あり女が、ある日突然「長くいたけど、もう帰る
     わ。じゃあ、またね・・」って捨てゼリフを残していなくなる様な。
     その捨てゼリフも半日ほどで跡形もなく消えて無くなり、季節の境目
     の寒々しい光景が窓の奥に拡がる。 今は雨が降りはじめた。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「ジイ、ボ~ッと生きてんじゃないよ! 小姫の話だと、
        血圧、上も下も低いんだって? そのうち止まっちゃうぞ」
                          ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         周りに迷惑かけず、す~っと心臓が止まり、次第に冷
        たくなるのが理想なんですね。
         姫もいっしょに、アッチに行こう。 一人じゃ淋しいし、
        仙台まで迎えに行ってやるからさ。 アッチは、働かずに
        朝昼晩、酒が飲めるゾ!

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「爺、夜遊び出来なくなったんで、昨夜から本読み始め
        てる。ローレンスの『チャタレー夫人の恋人』」。
                    *
        「学生の頃は辞書引きつつドキドキして読んだのに、女も
        三十代後半になると、こんなつまらん本読んでたのかと」
                    *
        「ジイ、最近どんな本読んでる? お勧めの本、ない?」
                           ─── 仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        爺も最近ほとんど本読まなくなってね。読みかけの本は
       近くのテーブルに山と積まれているけど。
        藤沢周平の『三屋清左衛門残実録』のTVドラマ化した
       のを観ていて思うんだけど、三屋家は隠居した初老の男と、
       江戸で藩に仕える息子、その息子の嫁が、義父の清左衛門
       の身の回りの世話をするという図。
        本を読んでいると思わなかった、この二人、義父と嫁と
       のやりとりがどこか艶めかしい。 北大路欣也(義父)と
       優香(息子の嫁)の姿が原作を超え、どこか危険な匂いも   
       するんだよね。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「そうそう、優香の義父を見つめる目が媚を
           含んでいてね、アレは男を見る目だよ」
                        ─── 仙台姫

Filed under: テレビ、映画,天気、星空,季節、四季,本、小説、詩  タグ: — tomi 09:32
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