


今朝5時の山荘の気温11℃、曇り。
予報ほどの冷え込みではないけれど、窓を開けると冷気が足元に流れ落ちる。
昨日ふたたび山に向かった旅人は、テントの中で眠れただろうか。
一昨日、蒸し暑かったので今年初めて半袖を着た。 両腕を改めて眺めまわし、
肌の白さに驚いた。 北海道に住む者は、場所にもよるが半袖を身に付けるのは
年に一ケ月位だろうか。 紫外線が最も強いのは5~6月。でもその時期はまだ
寒いので、肌を出すことはない。
アフリカで生まれた人類が四方に散らばり、北へと向かった一族が、今の白人
のルーツだといわれる。 寒さから身を守るため、肌を露出せずに過ごしてきた
事が、紫外線の洗礼を受けることなく肌の白さにつながったのだろうか。
写真は一週間ほど前のジャガイモ畑。 今は花の盛りは過ぎたかもしれない。

玄関横のナナカマド、葉の一部が赤く色づき始めた。
そんなに急ぐこともないとは思うがね ・・・。
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「おじさん、おはようございます。 人種による肌の色の違いは
紫外線によって作られるビタミンDに原因があるって前に聞いた
ことがあります。 詳しくは分かりませんが」 ─── 小姫
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分かったら、こんど教えてください。
リケジョが近くにいると助かります。
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「爺、そういう鮮度の落ちた写真じゃなく、最新の
写真、載せなさい! 新聞も、一日前のだと意味が
ないのと同じ」 ─── 仙台姫
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いや偶然ですね。 昨日忙しかったんで、今まで
その昨日の新聞読んでたところ。
鮮度が落ちたと言いましても、撮ったときは新鮮
だったんですよ。今から2階に上がって新鮮なのを
撮ってきますんで、少々お待ちを。

(十勝連峰方向) (遠く牧草ロール)
2階談話室から撮影。 AⅯ・10:37、外気温17℃。
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「爺、新聞読み終わった? 新聞、もう止めたら?」
─── 仙台姫
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ようやく昨日のぶん読み終えて、午後からは今日のぶん。
まったくね、新聞が無ければ一日の時間も長くなるしねぇ。
これ、中毒みたいなものかもな。 読まないと世の中から取
り残されたようでイライラする。
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「テレビなんかと違って、新聞は
奥深く入るからね。 麻薬みたいに」
─── 仙台姫
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「危険予知運動。 建築や現場管理の人々が使うKY運動。
危険予知の頭文字を採ってます。それを 『空気読めない』
運動と訳した奴がいました。 正解です」
─── 村人・A

(連動)
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「場の空気」とか、「空気が読めない」とかよく使われますね。
もしかしてソレって、山本七平さんの『空気の研究』からきてる
んでしょうか。
むかし夢中になって読みました、『日本人とユダヤ人』 とか。
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「爺、BSで美瑛やってるぞ! いいなぁ~。 小姫が
『私もラベンダー刈りたい!』 って黄色い声。
爺、生のラベンダー送ってタモ~レ!」
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「『日本人とユダヤ人』、学生のとき私も読んだよ。
著者のイザヤ・ペンダサン、訳者だといわれていた
山本さん本人なんでしょう?」 ─── 仙台姫
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山荘のラベンダーは、手入れが行き届かず雑草の中。
明日にでも写真だけ送ってあげる。
山本さんが著者だということは公然の秘密。そんな
ウイットが通じる空気の世の中でした、あの頃は。