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                (2011.6/7)

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        今朝7時の山荘の気温 18℃、晴れ(暑くなりそう)。

      昨夜、夜遅くにメールをいただいた。その中に「齢」と「歳」が
     使い分けられていて、感心した。 つまり知らなかったわけだ。
      齢は、「よわい」と読み、意味は同じだが微妙に違う。 漢字が
     中国から伝わってきたときの日本語への変換に、先人達は苦労した
     んだろうな。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      なぜなんだか忘れたけれど、手元にいつも置いてある雑誌がある。
     自分で買った記憶が無いので、どなたかが贈ってくれたらしい。

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      2.3ページ読んでみると、どこか記憶がある。だけどその先は
     まったく記憶が無く、その辺りで読むのをあきらめたらしい。
      「漢字に遊んだ巨人」と呼ばれる方だ。 亡くなられて久しいが、
     存命なら、「齢」と「歳」の漢字の成り立ちをうかがってみたい。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「ジイ、成り立ちなんかどうでもいいんだよ。いま、どう
       使われてるか。 あくまで文字なんかツールなんだからさ」
                          ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        まぁ、言われてみれば身も蓋もないけどね。「身も蓋も
       ない」なんて、無くなってほしくない言葉なんだけどね。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「おじさん、前にお姉ちゃんの本棚の、シェークスピアの
       『じゃじゃ馬ならし』読んだんだけど、笑っちゃった。
        どうしてじゃじゃ馬が、じゃじゃ馬を読むのかって!」
                          ─── 小姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           本人は気づかないだけで、よくあること!
          

Filed under: 本、小説、詩  タグ: — tomi 11:57

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      今朝5時の山荘の気温 15℃、晴れ(午前10時:25℃)。

     今日の予想最高気温は27℃。相変わらず寒暖差の激しい美瑛です。

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      山荘は樹齢20年ほどの雑木林に囲まれていて、野鳥の鳴き声が
     かまびすしい。今朝も夜明け前から、名も知らぬ鳥の鳴き声で目が
     覚めた。朝の訪れがうれしくて鳴くんだろうが、安眠妨害でもあり。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       十勝岳連峰の「雪形」も、このところの暖かさで雪解けが進み、
      形が崩れてきました。 下の写真は5/20ころのものだけれど、
      昨日撮ったものもその下に載せてみました。

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                (5/20頃の雪形)
 
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       コロナウイルスに似た妖怪の頭部もちぎれ、踊り子の羽根も
      みすぼらしく、下腹部もたるんできたようです。

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         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「ジイ、『源氏』どこまで読み進んだ?」
                       ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          『帚木』の最初の方で足ぶみ。もう無理かも。

Filed under: 十勝連峰,季節、四季,本、小説、詩  タグ: — tomi 10:55

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                       (2010.6/7)

      今朝6時の山荘の気温 16℃、うす曇り。

      明け方の気温は12度まで下がったようです。 初夏とはいえ、
     朝晩はまだまだ肌寒い美瑛です。
                   *
     現役医学生の小姫から深夜にメールが届いた。作家・井上ひさし
    さんの『吉里吉里人』を再び読んでいるという。
     あの分厚い本を二度も読むという、東北人の懐の深々さに脱帽!
    脱帽ばかりしていてもと、本棚を探したが・・・無い! どうやら
    ここに居ても日の目を見ることがないから、旅にでも出たんだろう。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「ジイ、『007 / ロシアより愛をこめて』観たんだって?
     アチキもこれから観るんだけどさ、どう、懐かしかった?」
                           ─── 仙台姫

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      教えてくれてありがとう。そう、懐かしかった。全編のまだ
     1/3ほど観ただけだけど、通して全部観るのが惜しくてね。
      最初に観たのが高校生の時だったか、あのテーマ音楽に誘わ
     れ、学校の帰りに観た記憶がある。いま思うとマセテいたんだ
     ろうな。
      ラストシーン(まだ観てないけど)、小舟の上から、二人の
     ムツゴトの映ったフィルムを投げ捨てるシーン、懐かしい!

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「ジイ、全部観たよ。ジェームス・ボンド、あの手の男が
      当時はモテたんだね」
                   *
      「ロシアの諜報部にも、女を使う組織があったんだ。アレは
      たぶん創作だね。でも音楽が良かった。作曲者は有名な人?」
                          ─── 仙台姫
  
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       作曲者は英国の著名な映画音楽家で、「ジョン・バリー」。
      小姫のお気に入りの音楽家です。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「 ‵ From Russia with love, I fly to you.・・・‘
                   *
       おじさん、お晩です。私も見ましたよ。冒頭の音楽がいい
      ですね。速い弾むテンポのあと、なめらかに流れる曲想~」
                   *
      「おじさんの高校生の時の映画音楽だなんて・・うらやま
      しいです」                ─── 小姫

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        映画も音楽も、世代を超えて受け継がれていくんだね。
       若い人と分かち合えるのがうれしいです。

Filed under: 本、小説、詩,美瑛  タグ: — tomi 06:40

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       (写真は2014・5月)

     今朝6時の山荘の気温 9℃、曇り。

     明け方、夢を見た。 どこか知らない街にいると、家と家の間の
    ブロック塀の上に猫がいた。どことなく見覚えがある。
     塀を飛び降りこちらに向かって来る。うす汚れた白と黒のブチ。
    近くまで来てゴロンと横たわり甘える仕草。 そのとき、口の横に
    ホクロのあるのに気づいた。死んだはずのミーだった。
     目が覚めると、手のひらに猫の毛の感触が残っていた。ミーが
    迎えに来たのかも知れない。

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         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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        今朝8時ごろの南東の空。雲の姿に圧倒されます。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「ジイ、『源氏物語』どこまで読んだ? アチキは
       もうすぐ『桐壺』終わる」
                   *
       「横の部長がチラチラ覗き込むんで、衝立をたてて
       いる。 部長もヒマなんだよな」   ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        爺も暇なんだけど、寝転んで活字を追っていると
       すぐ眠くなる。
        初めて読んだ時に作った相関図(写真・下)を探
       し出し眺めてる・・・、これがまた解読不能!
        部長の席との間に、不透明の衝立でも立てたら。

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         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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          (むかしむかし人間が住んでいました)

      「 ‟ この曲は必ずヒットする ” と考えて出された曲は
      ほとんどヒットしないそうです。 ヒット曲は、ほんの
      小さな偶然によるものらしく、『川の流れのように』と
      いう曲もコマーシャル用に作られたそうです」
                       ─── 村人・A

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「ジイ、起きてる? 寝てない? 今夜9時からBSで、
      健さんの『海峡』あるよ」
                  *
      「もう何度も観たかも知れないけど、一応報告。アチキは
      また観る!」             ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        何度も観たけど、また観るよ(眠らなければ)。
       あの頃の吉永小百合さん、きれいだったし、森繁
       さんも元気だった。
        津軽海峡に海底トンネルを掘るなんて話は、当時
       は夢のような話だった。
        冒頭に、洞爺丸台風の映像が出てきて、ふと三浦
       綾子さんの『氷点』を思い出した。クリスチャンの
       神父が、自分の救命胴衣を他の人に与える場面。
        小姫が観てなかったら教えてあげて。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「おじさん、ご無沙汰しています。お姉ちゃんから
       の電話で、おじさんが余命いくばくもない(笑い)
       というのでメールしてます」
                  *
       「映画『海峡』ですが、私も前に一度観てます。今
       その竜飛岬から百キロほどの所にいますが、一度は
       訪れてみたいです。 吉永小百合さんのように」
                        ─── 小姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          訪れるのはいいけど、小百合さんみたいに
         身投げしないようにな。

Filed under: お便り,動物,天気、星空,本、小説、詩  タグ: — tomi 07:17

ゆめ

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      今朝6時の山荘の気温 11℃、晴れ。

      明けがた夢を見た。どこなのか見覚えのない暗い部屋にいると、
     誰かが部屋の扉をノックする。恐る恐る扉を開けてみるが、そこ
     には誰もいない。
      若い頃、精神分析学の祖・フロイトの「夢判断」を読んだこと
     がある。暗い部屋は子宮を表し、扉を外からノックされるのは若
     い娘が処女喪失の恐れを意味すると。だが夢を見たのは先の短い
     老人。 ふしぎな夢だった。

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            (上の写真は2014・5/11)

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         『源氏物語』を再度(三度目?)読み始めている。
         本棚を探していると、昭和50年代の文庫と、平成
         20年代の文庫が行儀よく並んでいた(写真・下)。

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         どうしてなんだろうと開いてみると文字が小さい!
        メガネを使えばいいのだけれど、それだとあの長編を
        読み通すのに、メガネをかけ続けなければならない。
        平成の文庫だって6冊。生きてるうちに「宇治十帖」
        までたどり着けるかどうか・・あやしいのに。

Filed under: 本、小説、詩  タグ: — tomi 07:15

白い墓標

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            今朝7時の山荘の気温 0℃、晴れ。

             写真は午後5時ごろの十勝岳連峰。
            白樺の幹が、歳のせいか白い墓標の
            ように見えてくる。

            ・・・・・・・・・・・・・・・

          学生の頃だったか、『雲の墓標』という本を
         読んだ。特攻兵として、南の空に飛び立つ若者
         の話しだ。
          その若者(学生)が最後に残していった言葉、

          雲こそ我が墓標 落暉(落日)よ碑銘を飾れ

          白樺の白い幹を見ていたら、ふと思い出した。
         ちなみに、本の作者は阿川弘之さん。あの阿川
         佐和子さんのお父上。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「おじさん、お晩です。『雲の墓標』のお話、
          今日一関のお祖父ちゃんに用事があったので
          ついでに訊いてみました」
                    *
         「驚いたのは、お祖父ちゃんも若いころ読んだ
         そうです。懐かしそうでした。ついでに娘さん
         がテレビに出てるよって教えてあげたよ」
                        ─── 小姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           お齢からだと、特攻兵と同じ年ごろだった
          かも知れないね。

Filed under: お便り,十勝連峰,本、小説、詩  タグ: — tomi 16:08

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       (今朝の十勝岳)
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                       (偶然撮れた鳥たち)
    今朝7時の山荘の気温 -1℃、晴れ。

     部屋の窓を閉めていると、それ程でもないが、窓を開けると
    野鳥の鳴き声がかまびすしい。 春になったと身近に感じる。
     毎朝の日課、カメラを携え階段を上り、2階の窓から辺りの
    風景を写真に撮ろうとすると、ガラス窓にキラキラ虹色に光る
    小さな粒々が横に拡がる。なんだろうと近づくと、己の眼が窓
    ガラスに映っていたわけで、真相は、花粉防止のために目薬を
    差し、直後に2階に上がったため・・という、味気ない話し。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「(決してコトバのクレームではありません)
        敗北の北は方角の北ではありません。
         北は背中を表す漢字で、相手に背中を向けて
        逃げる事を意味します。どちらかと言うと負け
        た人は暖かい南に向かい、冒険者は北に向かう
        傾向にあります」
                    ─── 村人・A

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      漢和辞典を開くと─── 「北」は二人の人が背を向けている、
     そむくの意味を表し、転じて、逃げるの意味を表す─── と
     ありますよね。逃げたのが南ではなく北だったのは、北にし
     か逃げ道がなかった。南に向かえば官軍がうじゃうじゃいた。
     札幌周辺にも、「白石」とか「福島」、「伊達」なんていう
     地名がありますが、故郷恋しさに、新天地に名を付けたんで
     しょう。冒険者は決してそんなことはしないと思われます。
                  *
     昨夜の仙台姫の「敗北」の件ですね。冒険者が北に向かった
    かどうか? 蝦夷の国の地図を作ろうとした人たちは、確かに
    冒険者だったかも知れないが、函館の近くの松前(松前藩)が
    あった辺までで、それも海産物(昆布)が豊富だったからで、
    決してそれより北へは向かわなかった(アイヌ人をのぞいて)。
     幕末・維新に北海道に移住した人たちは、冒険者ではなくて
    敗残者たちです。 敗残者たちの唯一の慰めは、故郷の地名を
    新天地に残すことでしかなかったのは・・哀れです。
                  *
     倉本さんが「敗北」という言葉を使ったのは、『北の国から』
    の中ではなかったでしょうか。 離農してゆく人たちに、老人が、
    「いいか、お前たちは負けて帰るんじゃ・・・」と言う言葉を
    投げかける。戊辰戦争で負け、今また負けて帰るのかって。
                  *
     ネットで見つけた倉本さんの言葉(インタビューに答えて)

         「でもどうして北海道だったんですか?」

          倉本さんがおっしゃるには ───
 
       「敗北っていうでしょう。決して敗南とは言いま
       せんよね。負けるとだれでも北に向かうのです」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「爺、どうしたんだよう。カリカリするんじゃないよ。
      村人さんは、単に北と南を間違えただけなんだからさ。
      爺、最近人と顔合わせてしゃべったことないでしょう。
      言葉数が多くてさ、そんな気がする」  ─── 仙台姫

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      言われてみれば、ここ数ヶ月、顔を合わせて人と話した
     のは、定期的に通っている町の病院の先生ぐらいでしょう、
     それも二言三言。あと、たまに村人さんからとか、小姫か
     らお叱りの電話。古くからの山荘のリピーターから、先日
     電話をいただいたくらい。
      文章言葉は忘れてないけど、話し言葉は声帯を使ってな
     いので、どんな声音が口から出るかが、不安。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           1-4-7 (1)
              (JRA所有の島)

                  ─── 村人・A

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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           今夕5時半ごろのオプタテシケ山

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「おじさん、起きてますか? 人とあまり話して
       ないっていうから、メールしますね。 血圧や体温
       のことじゃないから。
        新コロナウイルスですが、岩手県だけがまだ罹患
       者が出てません。不思議ですよね。 前におじさん、
       ‘ 南部の桜は 北を向いて咲く‘ って言ってました。
       それだけ自立心・自尊心が強いってこと、コロナも
       避けて通るってこと?」     ─── 小姫

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       あれは、作家・浅田次郎さんの『壬生義士伝』の中で、
      南部出身の新選組の隊士(主人公)が語ることばです。
       騒乱の京都、さらに会津戦争。故郷・南部へと追いつ
      められた南部の侍が、臨終に語る言葉だったと記憶して
      ます。江戸や京都などに迎合せず、南部の侍は北を向き、
      厳しい自然に立ち向かって生きなさい・・ってことかな。
       ネットで調べたら、以下のような文章でした。

      盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。

      盛岡のこぶしは、北さ向いても咲ぐのす。

      んだば、お主らもぬくぬくと春ば来るのを待つではねぞ。

      南部の武士ならば、みごと石ば割って咲げ。

      盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。

      春に先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば
      咲かせてみろ!

         (小姫にも、南部の血が流れているんだよ)

Filed under: お便り,日常生活,本、小説、詩  タグ: — tomi 11:29

春の雪

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       今朝7時の山荘の気温 -0.5℃、雪。積雪:1~2cm。

     『春の雪』というタイトルを付けたけど、ふとこんなタイトルの
    三島由紀夫さんの本があったなと、懐かしく思い出した。
     三島さんの本は、若いころ片っぱしから読んだ記憶がある。 いま
    思い出すのは、映画にもなった『憂国』と『金閣寺』ぐらい、相変わ
    らずボケの進行は速い。中学・高校時代 ‵ 吃音(どもり)’ がひど
    かったので、若い僧が金閣寺に火を放つ気持ちが身近に思えたような
    気がした。
                    *
    『アポロンの地獄』という映画を若いころ観た。原作はソフォクレスの
   ギリシャ悲劇『オイディプス王』が元になっている。
    知らずに産みの母親と性的関係を結び、後にそれを知った息子オイディ
   プスが我と我が目を母親がつけていたブローチで刺し、自ら盲(めしい)
   となって荒野をさまよう。 疫病が蔓延したテーベの街、それもこの物語
   の陰惨な背景だった。
    新コロナウイルスが蔓延している昨今。2千年以上前のギリシャ悲劇が
   ふと思い出されたが、現代文明へのある種の警鐘なんだろうか。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     「おじさん、こんにちは。オイディプスといえば、『エディプス
     コンプレックス』のエディプスことですよね。精神分析学の講義
     で学びました」
                   *
     「フロイトは医学者の眼で、初めて心の動きを解明しようとした
     チェコ生まれのユダヤ人でした。すばらしいお医者さんです」
                           ─── 小姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        おじさんも若いころ、シュールレアリズム絵画を学んだ
       ことがあります。「ダリ」とか「キリコ」は、フロイトの
       信奉者だったそうです。

Filed under: お便り,テレビ、映画,本、小説、詩  タグ: — tomi 10:34

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          今朝7時の山荘の気温 2℃、曇り。 積雪:ゼロ。

      春の雪は、突然降り始め、降り止み、半日ほどで溶けて無くなる。
     家に居ついていた訳あり女が、ある日突然「長くいたけど、もう帰る
     わ。じゃあ、またね・・」って捨てゼリフを残していなくなる様な。
     その捨てゼリフも半日ほどで跡形もなく消えて無くなり、季節の境目
     の寒々しい光景が窓の奥に拡がる。 今は雨が降りはじめた。

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「ジイ、ボ~ッと生きてんじゃないよ! 小姫の話だと、
        血圧、上も下も低いんだって? そのうち止まっちゃうぞ」
                          ─── 仙台姫

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         周りに迷惑かけず、す~っと心臓が止まり、次第に冷
        たくなるのが理想なんですね。
         姫もいっしょに、アッチに行こう。 一人じゃ淋しいし、
        仙台まで迎えに行ってやるからさ。 アッチは、働かずに
        朝昼晩、酒が飲めるゾ!

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「爺、夜遊び出来なくなったんで、昨夜から本読み始め
        てる。ローレンスの『チャタレー夫人の恋人』」。
                    *
        「学生の頃は辞書引きつつドキドキして読んだのに、女も
        三十代後半になると、こんなつまらん本読んでたのかと」
                    *
        「ジイ、最近どんな本読んでる? お勧めの本、ない?」
                           ─── 仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        爺も最近ほとんど本読まなくなってね。読みかけの本は
       近くのテーブルに山と積まれているけど。
        藤沢周平の『三屋清左衛門残実録』のTVドラマ化した
       のを観ていて思うんだけど、三屋家は隠居した初老の男と、
       江戸で藩に仕える息子、その息子の嫁が、義父の清左衛門
       の身の回りの世話をするという図。
        本を読んでいると思わなかった、この二人、義父と嫁と
       のやりとりがどこか艶めかしい。 北大路欣也(義父)と
       優香(息子の嫁)の姿が原作を超え、どこか危険な匂いも   
       するんだよね。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「そうそう、優香の義父を見つめる目が媚を
           含んでいてね、アレは男を見る目だよ」
                        ─── 仙台姫

Filed under: テレビ、映画,天気、星空,季節、四季,本、小説、詩  タグ: — tomi 09:32

              110325-1

       今朝7時の山荘の気温 1℃、薄曇り。 積雪:20~30cm。

          山荘の長い私道も、黒い地肌が露出してきました。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、村人さんのメールが載ると、途端にアクセス数
         が増えるね。どういうわけだ?」   ─── 仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         村人さんの一コマ漫画は芸術の域に達してますからね。
        ファンが多いんです。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、どうして青森や岩手県は、コロナウイルス患者が
         無いんだ? ふしぎだねえ」      ─── 仙台姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           浅田次郎さんの『壬生義士伝』でしたか ───

        「盛岡の桜は石ば割って咲ぐ。盛岡の辛夷(こぶし)は、
        北さ向いても咲ぐのす。 んだば、おぬしらもぬくぬくと
        春ば来るのを待つではねぞ。南部の武士ならば、みごと
        石ば割って咲げ。盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。春に
        先駆け、世にも人にも先駆けて、あっぱれな花こば咲か
        せてみろ」

         中央権力に背を向けて生きる気骨があるんだね、今も。

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「おじさん、こんにちは。 一関のお祖父ちゃんが
         言ってました ─── 若かったら、もう一度やり直せた
         ら、東京なんぞではなく北海道に渡りたかったって」
                          ─── 小姫

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「アクセス数が多いのは、山荘に雲隠れしたい人が
         増えているからだと思います。
                     *
          昨日の太宰治のつづきですが、吉本ばななのお父さん
         が「数十年後、夏目漱石や森鴎外の名前が無くなっても
         太宰治の名前は消えることはない」と書いていました。
          その通りだと思います」     ─── 村人・A

Filed under: お便り,本、小説、詩  タグ: — tomi 12:00
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