嘘かほんとか

 DSCF0034
                          DSCF0033

              今朝6時の山荘の気温 12.8℃、曇り。

              DSCF6198
                     (今朝の言葉)

  何の本だったか (司馬遼太郎さんのエッセイだったような気がする)、関ヶ原の
 合戦で西軍についた土佐の長曾我部の武士団が京・大坂に現れたとき、民衆は
 その異様な顔つきに驚いたそうだ。 日本人古来の風貌と違い、どこか異国の顔
 つきだったという。
  太古、フィリピン沖のミクロネシアあたりの漁民が、丸木舟で漁をしているうちに
 嵐に会い、黒潮に流され、たどりついたのが土佐沖だった。 血の交わりが進み、
 しかも土佐は背後を四国山地に囲まれているため、独特の顔つきが保存された
 ・・・という話も、司馬さんの本にあった気がする。 薩摩 (鹿児島) と土佐 (高知)
 それに紀伊 (和歌山) の人々の DNA を調べたら、もしかするとミクロネシアの
 島々の人々と共通する所があるかも知れない。
  長曾我部氏が関ヶ原で負けたあと、静岡・掛川から山内氏が入って来て上士と
 なり、元の長曾我部の武士は郷士と呼ばれ蔑まれ、幕末まで続いた。 その上士
 からは後藤象二郎や板垣退助が生まれ、郷士からは坂本龍馬が出た。 龍馬が
 死んだあと、その一族の中には北海道に渡った者もいるそうだ。 長い年月を経て、
 ミクロネシアの漁民の血が、はるか日本列島の北の果てまで流れてきたわけだ。
  なにやら朝から、虚実入り混じった話になりました。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「おはよう、爺。 竜馬には子供がいなかったでしょう?
        その子孫が北海道に ・・・ ってどういうことだ?」
                              ─── 仙台姫
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         子供が無かったので、お姉さんの子 (甥) が跡を継いだ
        ようですが、その後も途絶えることが多くて、現在は完全に
        絶えたそうですよ。 奥さんの 「おりょう」 さんとの間にも、
        千葉道場の 「さな」 さんとの間にも子は出来なかったよう
        です。 20代~30代そこそこの、女性にモテモテの龍馬
        さんですから、そこらじゅうに子種をバラまいたはず。 きっと
        どこかに、何人も子孫を残したんじゃないですかね。
         姫、坂本龍馬の 「龍」 は 「竜」 の字ではありませんよ。
        司馬遼太郎さんが小説 『竜馬がゆく』 を書くときに使った
        もので、たぶん、完全な史実ではなく創作部分も含まれる
        から 「竜」 の字を使ったんじゃないでしょうか。 その方が
        自由に創作できると考えたからで、うるさい歴史学者方に
        突っ込まれても、逃げ道が出来ますしね。 土佐の家老の
        娘 「お田鶴さま」 なんて、すてきな架空の女性ですよね。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、知ってるだろうけど、子種ってのは、そこら中に
        バラまいても子供は出来ん! 然るべき所に、然るべく
        収まらんとな、然も心地よくな」      ─── 仙台姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               それはそれは、存じませんでした。
              然るべき、然るべく、然も ・・ ですか。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「爺、おばんでやんす。 きょうも一日野良仕事?
          それとも朝から飲んだくれ? お酒まだある?」
                              ─── 仙台姫
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        今日は一日雨模様でしてね、朝から読まずに溜まっていた
       新聞 (3日分) を寝転んで読んでました (チビチビやりなが
       らね)。 まぁ大方は眠ってましたけど。

               DSCF6201

          でも、眼が覚めることもありましてね。 報道写真を
         見ながらポロポロ泣いてました。 涙もろくなりました。

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 08:05

架空の話し

 1-110220-1
                          1-110220-2

      今朝6時の山荘の気温 -4.3℃、晴れ。 積雪深:46cm。

  映画 『隠し剣 鬼の爪』 (藤沢周平・原作) は、幕末の庄内地方を舞台にして
 いる。 そのラストシーンは、身分の低い平侍と、彼の元に仕えていた女中が手を
 たずさえ、蝦夷地 (北海道) に行こうと決意する場面で終わる。 維新前夜、まだ
 箱館戦争前、屯田兵の入って来る前だ。 二人が北海道に入植し、子を産み育て、
 その子供たちの孫がいま存命なら、齢90歳ぐらいだろうか。 架空の藩の架空の
 物語だけれど、この地に住んでいると、どこか身近に子孫がいるような気になる。
  室町時代の歴史学者・北畠親房の子孫が札幌に在住していて、わたしの従兄
 の奥さんがその血を引いているという。 こちらは架空の話しではない。

      DSCF5886 DSCF5885-001
             
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「おはよう、爺。 アチキも観たよ。 原作はどうなのか知ら
       ないけど、山田洋次さんは人を泣かすのが上手でガンスな~」
                         *
        「途中下車しちゃった 『用心棒シリーズ』、読み直すでガンス」
                                ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               それはそれは、よかったでガンス。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「ざっと朝刊に目を通したけど、きょうはこれといった
          番組ないね。 さて仕方ない、仕事でもするでガンス」
                               ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         日付が替わったころですが、深夜に 『天国と地獄』 という
        映画があります (BS・3、0:45)。 録画しておいて観たら。
         中学生のとき、兄に連れられて映画館で観た記憶があり
        ます。 黒澤明監督の現代もので、この映画に誘拐犯役で
        出てくる山崎努さんの、若き日のデビュー作でもあります。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「上映時間2時間25分でガンスか。 長いでガンスなぁ~」
                               ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           昼間、会社で昼寝しておけば。 どうせ仕事なんか
          しないんでガンショ~?

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「50年以上前の映画でガンショ―? 白黒映画なんだ?」
                               ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           そう。 モノクロ映画なんだけど、ワンカット赤い色が
          付く場面がある。 こればかりは仕方ないんだけどね。
           見てのお楽しみ。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「爺、もうダメじゃ、眠くてたまらん。 録画予約して
         明日みる。 おやすみ~」         ─── 仙台姫

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          当時は話題の映画でしたが、心に残るというほどの
         ものではありませんので、無理して観なくていいですよ。
          おやすみなさい。

Filed under: お便り,テレビ、映画,歴史  タグ: — tomi 07:09

‵ おなご殺しの安禄山 ’

 1-091226-8
                          1-091226-4

       今朝7時の山荘の気温 -14.7℃、晴れ。 積雪深:51cm。

     未明の午前2時には-18度まで下がったようです。 例年これからが
    本格的な寒さを迎える美瑛なのに、この冬は雪も寒さも一か月ほど早く
    訪れているように思われます。 体力が衰えてきたせいか、寒さに敏感に
    なりました。

               1-DSCF5556
                      (今朝の言葉)

           ‵ おなご殺しの安禄山 ’ という覚え方がありました。
          中国・唐の時代、「安史の乱」(755年)で名をはせた
          安禄山。 ‵ おなご ’ は楊貴妃。 楊貴妃は安禄山に
          殺されたわけではないけれど、まとめて年代を覚えた
          記憶があります。
          ‵ 仏教伝来その意味は (538年) ’ は当時の高校生
          の覚え方。 ところが明治生まれの我が親父は ───
          ‵ 仏教ヒフヒフ渡来セリ (1212年) ’ と覚えたらしい。
          もちろん当時は西暦ではなく皇紀という日本だけの暦。
          神武天皇が即位した時から始まり、西暦よりも660年
          古い。 とすると、1212-660=552 で14年の誤差
          がある。 そんな事を高校生のとき、親父と話したことを
          思い出した。 どちらも今は信ぴょう性は乏しいらしいが、
          親父とそんなことを話し合ったのが懐かしい。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「爺、昨夜のTVドラマ 『しあわせの記憶』 観た?
          人は幸せの記憶があるから生きてゆける ・・・って、
          小姫を見ててつくづくそう思うよ」
                         *
          「生ぬるいハッピーエンドで終わらないのがいいね。
          謙さんいいなぁ~。 この前の 『五年目のひとり』 も
          よかったけどね~」          ─── 仙台姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          途中からだけど観ましたよ。 家族がみなバラバラに
         離れてゆくドラマなのに、あと味がとてもいい。
          そうだねぇ、小姫もきっとそれがあるから明るく生きて
         ゆけるんだろうね。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                1-109 (2)
                       (ひぇー)

              「映画『八甲田山』を観たことがあります。
             高倉健が出てますが、雪中行軍隊の役に
             大竹まこと、も演じていたようです。寒さの
             あまり、素っ裸で雪に飛び込んだ人を思い
             出しました」         ─── 村人・A

Filed under: お便り,テレビ、映画,天気、星空,歴史  タグ: — tomi 09:53

都合の悪い事は知らんぷり?

 1-130
                            1-126

   今朝5時の山荘の気温19℃、曇り。

  明日から天気が崩れるらしい。 今日一日がんばれば、そのあと数日は体を休める
 ことができる。 子供の頃の夏休みのようなワクワク感はないが、心もち気分は軽い。
  写真・右下は小麦の収穫が終わったあと、道路にこぼれた実が長雨にうたれ発芽
 したものだ。 刈り取られた時点で命は終わったと思われがちだが、生命はその後も
 タネという姿で長く続く。 動物だってそうありたいが、そうなると良からぬ種も残って
 しまうことになる。 やはり悪しき種は自然淘汰される方がよいのだろうね。
                          *
   今日は終戦記念日。 ケンカを仕掛けておいて、敗色が濃くなったから降参だと
  手を上げても、仕掛けられた方の気はおさまらない。 勝手なことを言うなと思う
  だろう。 そうはいっても祖父たちの時代のことで、我々には責任は無いし関係も
  無いと、仕掛けた方の若者は知らん顔をする。
   どうして歴史を学ぶのか。 過去の事なんか今さらほじくり出してみたところで
  意味は無い、未来志向で行こうという一見前向きな意見もある。 たぶん80年程
  前にもそんな空気があっただろう。 歴史を学ぶことは、だから意味があるはずだ。

                1-DSCF4657
                      (きょうの言葉)

               1-DSCF4658
                      (今朝のコラム)

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              「お~い、爺! 畑で寝てるなよ~。
             そろそろ一杯やろうぜ!」   ─── 仙台姫

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               なかなか雨が降ってくれないものでね。
              でも先ほど切り上げました。
               姫はお盆休み、実家に帰らないの?

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「帰ろうと思ってね電話したら、** ちゃん (小姫のこと) も
       一緒かい? って訊くから一人でって言うと、じゃあ仙台にいなさい
       だと」
                          *
        「汽車が混むからなんだとさ。 もう親子の縁が、完全に切れて
       しまったよ」                   ─── 仙台姫

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                 1-12 (1)
                       (朝の風景)

           「オリンピックに高校野球にプロ野球に花火に流星群、
          忙しい夏です」             ─── 村人・A

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「お姉ちゃん、お姉ちゃん! お盆で集まった人たちがね、
        みな 『あの美人の娘さんはどうした?』 って。 今から来る?」
                                  ─── 小姫
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「東北の男たちは、いい女を見る目が有るからね」
                               ─── 仙台姫

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 07:00

純潔と雑種

 DSCF3742

                          DSCF3744

       今朝6時の山荘の気温 2℃、晴れ。 積雪深:0~10cm。

 肌寒い朝です。 一ケ月ほど前なら-5度でも暖かい朝だったのに ・・ 人の体も
物忘れが激しくなりました。 春が体じゅうを包み込んできたせいでしょうか。
                        *
 「道産子」 という農耕馬がなければ、明治の北海道の開拓は成らなかったと言わ
れている。 東北の南部駒が持ち込まれたらしい。 脚が太く短く、農耕馬や木材の
運搬に適していた。 エサは熊笹の葉で十分だったそうで、競馬馬のサラブレッドの
ような馬体の美しさはない。
                        *
   『日本語の本質』 という本での、仏文学者の桑原武夫さんの言葉 ───
   「純潔であることは、ある意味で弱くなることかも知れませんね。 その点、
  日本文化は雑種文化でしょう。 純粋性においては欠けるが、生命力は強い、
  日本語は、そういう強味をもっている・・・」
                        *
    中国がどうして日本を嫌うのか。 戦争という不幸な時期があったにせよ、
  人種 (国という囲みではなく) という優位性、誇りを傷つけられたせいでは
  あるまいか。 『中華』 という名の漢民族の誇りはいまだ綿々と続いている。
  太古、小さな島国に、北から南から寄せ集まって来た人種で出来上がった
  国とは、高潔さ、気高さが違う。 そういう誇りがある。
   どこの馬の骨か分からない奴らに、一時期とはいえ蹂躙されたことが腹立
  たしい。 北方のモンゴルに100年、満州族の清に250年間支配されても、
  雑種の日本人に10数年汚されたことが何よりも悔しい。 この思いは深い。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「おはよう、爺。 今朝は早起きだね。 眠れなかった?」
                        *
       「長いオシャベリだねぇ、退屈してたんだ? きょう仙台に
       帰るからね、それまで我慢してなさいよ」   ─── 仙台姫

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、これから街中や大学の近くをブラブラして、早めに
        お昼食べて式にむかう。 昨日は一日雨だったからね」
                        *
          「あの子、内緒でヒソヒソ爺と話してるみたいだけど、
         『何話してる?』 って訊くと、秘密だと。 『お姉ちゃん、
         秘密を持っのは大人になった証拠』 なんだと」
                                ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     中学生がねぇ ・・・、大人になったんだねぇ。 その言葉の出所は
    たぶん、太宰治の 『斜陽』 だったかな。 主人公の娘が母親に投げ
    かける言葉だったような ・・・。
     こんどは太宰にはまってゆくんだろうか、少し心配だけどね。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     「爺、小姫の入学式、見とどけてきたからね、ご両親に代わって。
    二人とも見たかっただろうなって思うと、涙ばかり出てね」
                        *
     「これから一関のお祖父ちゃんの所に寄って、今夜中には仙台に
    戻る。 あの子がお世話になったみんなに、写真を添えて報告する
    つもりだから」                     ─── 仙台姫

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                大変でしたね、ごくろうさん。
 
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               img513
                  (ずっと向うに何かある)

               「入学式に出席のかた、お疲れ様。
              要人の挨拶の話が長く、お尻が痛く
              なったでしょう。 でも記念日です」
                           ─── 村人・A
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           ‘ 山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う ’

          なんか遠い昔の、学校の教室を思い出しました。
                        *
           仙台に戻る前、途中下車すると言ってました。
          酔いつぶれず、今夜中に戻れるといいんですが。

 DSCF3808  DSCF3809

                 (今夕の十勝連峰です)

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「爺、戻ったよ。 一関のお祖父ちゃんが泊まってけって
       放さなくてね。 でも喜んでた」
                        *
        「両親の遺影のある仏壇に報告してきた。 言葉にならな
       かったけどね ・・・ もう寝る」        ─── 仙台姫

Filed under: お便り,十勝連峰,歴史  タグ: — tomi 07:36

空気を読まない勇気

 1-DSCF2728
                          1-DSCF2729

              1-1-DSCF3456

       今朝7時の山荘の気温-14℃、くもり。 積雪深:80cm以上。

    北西の方角から青空が広がってきました。 今日は雪は降らないでしょう。
   昨日ほどではないけれど、今朝も冷え込んでおります。
    本来なら、昨日除雪をせねばならないところでしたが、体が嫌がったので
   ふてくされておりました。 3日連続はいやはやなんとも体の気持ちも察して
   やらねばなりません。 体と心がかい離してしまいました。
                         *
    昨夜遅く、テレビで 「2・26事件」 を扱った番組があり、ふと亡き父親の
   ことを思い出していました。 明治44年生まれの父、先年亡くなりましたが
   存命なら今年で105歳、2・26事件の時は25歳。 2月25日の夜、突然
   千葉の連隊から、2月としては大雪の中を行軍を命じられたとか。 行き先は
   帝都・東京。 何が何やら分からず、到着したのが明け方。宮城 (皇居) の
   周囲を守れという指示。
    この後、日華事変、ノモンハン事件、太平洋戦争へと落ち込んでゆく日本。
   子供のころ戦争のことを父に聞くと、あまり話したがらず、ただ 「戦争はやっ
   ちゃあいかん」 とだけ繰り返した。 悔いることがある。 幼かったとはいえ、
   父に 「お父さんも人を殺したのか?」 と訊いたことだ。 子供にそう問われ、
   事実はどうあれ、父は辛かっただろうと今は分かる。
    国を守る、人民の命を守る、そういう言葉は当時も盛んに使われていた
   だろう。 そういう空気もあっただろう。 最近よく 「空気が読めない」 という
   ふうに使われる空気だが、当時、その空気を読んでばかりで、空気に抗う
   者が少なかった。
    空気に流されない勇気、これからの若者たちにぜひ持っていただきたい。

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「爺様、おはよう。 『空気を読まない勇気』 持てといってもねぇ。
      だいいち、この欄覗く者、ほんの数人だからね。 若者といっても、
      まぁ小姫ぐらいだし、あっ、私も入るか」
                          *
          「爺、いま小姫大変なんだから、話しかけるんじゃない!
         私が相手してあげるからさ、姫で我慢しなさい!」
                                ─── 仙台姫
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          そんなに周りが過敏になることない。 夕べは小姫から
         電話があったんだから。 とにかく風邪をひかさない事と
         食料を与える事。 爺はこれからまた除雪だから、携帯
         持って出るから。

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

             「爺様、お疲れさん。
            いい子だねぇ、ゴロゴロ寝そべってていいぞ」
                          *
            「どうした、まだ終わってない? 生きてる!」
                              ─── 仙台姫
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

             生きてる、なんとかね。 除雪中はケイタイ、
            胸ポケットに入れてるから、ブルブル振動して
            心臓に悪いから止めてくれ!
                          *
            除雪時間が次第に長くなっている。 前は1時間半
           ぐらいで終わっていたのに、最近は2時間。 今日は
           3時間かかってる。 なんか変。 除雪機を操作して
           るんじゃなくて、除雪機に引きずられてるって感じ。
           -10度の屋外で3時間の労働は、ハンパじゃねぇ!

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            「コラ、ジジイ! W・カメラ見なはれ。 もしかして
           雪降ってるんじゃない? せっかく除雪したばかり
           なのによ。 仕事が手に付かないほど・・・笑える!」
                                ─── 仙台姫
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           コラ、サド姫! 体中ボロボロなんだ、両腕がシビレて
          物がつかめない、横になってウーウー唸ってたらビービー
          携帯の音。 うるさいから窓の外にぶん投げてしまおうと
          思ったけど、考えたらこの携帯は爺のものだし。
           予報だと今夜から明日にかけ、また雪もよう。
           コラッ! (雪空に向かって)、年寄りをイジメるな!

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               L1720
                       (これか?)

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                 1-img032
                     (ライオンは寝ている)

            「下の写真、白樺の枝に小鳥のエナガ写っています。
           白樺の枝を伝う水滴は甘いので、それを飲みに来たの
           でしょう。 エナガが春に造る巣を見つけた事があります
           が、人間には絶対造れない見事なものです」
                                 ─── 村人・A
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           野鳥がとにかく多い山荘周辺です。 写真を撮って掲載
          すれば、村人さんがコメントして下さると期待して、見なれ
          ない鳥たちにカメラを向けます。
           「エナガ」 という名の野鳥、群れて大変にぎやかです。
          おっしゃるとおり白樺の木に群れます。 一本の木に何匹も
          留まって、鳴き声もにぎやかですね。
           また写真撮りますので、野鳥の名前教えて下さい。

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「爺、まだ起きてる? 小姫がいないとやはり淋しいね。
          もうすぐ離れ離れになるんだろうけど、こんな思い初めて。
          一緒について行こうかな」          ─── 仙台姫

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         きつい言い方だけど、小姫について行くなら姫も成長しないとな。
        彼女に尊敬され、彼女が生きてゆく指針の一つとならなければね。
        でも姫の人間味の心地良さは、小姫にはまだまだ必要だと思われ
        ますよ。 姫はそのままで、人の心をゆるゆるしてくれますからね。

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「おじさん、おばんです。 『哲学の木』 が伐採されたという
          ニュースを見て、びっくりしました。
           名所がなくなって寂しい・・・と同時に、観光地であることの
          窮屈さから解放されて、農家に素朴な日常が戻るといいなと
          という複雑な気持ちになりました」        ─── A・T

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                1-130926-8
                    (ありし日の 『哲学の木』)

          お久しぶり、元気でしたか? 実はおじさんとしてはコメント
         しずらいんですよね。
          まずは、おじさんは美瑛町民であるということ、わずかですが
         美瑛の観光業に携わっているということ、美瑛は農業など一次
         産業の町で、観光などはごく最近力を入れ始めているという事。
         だから今回のニュースは複雑な気持ちではあるんですが、内心
         では 「ついにやって来たな」 って感じです。
          何がどうやって来たか、それはたぶん方々から反感をかうで
         しょうからこの場では言えません。 ただ、この土地を切りひらき
         100年近く住みなれた人と、ここ数十年前に越してきた人と、
         飛行機で数時間後に到着した人とでは、草木一本が違います。
          土地の所有者の気持ちは察せられます。 観光パンフレットに
         誘われて、国内外からこの木を見たいと訪れる人の気持ちも、
         豊かな感性の持ち主として共感します。 問題はそのあとの事
         に移ります。
          ズカズカと畑に入り込む旅人、彼らは少しでもお気に入りの
         ポジションで写真を撮りたいので、お構いなしに畑に靴を入れる。
         だけど、その靴底からは作物にとって重大な害を及ぼす害虫が
         畑に運び込まれる。 だから農家は、旅人の靴底を忌み嫌う。
          旅人としては、それ程の事もないだろうと、高い旅費をかけて
         来たのだから、『哲学の木』 をカメラに写そうと夢中になる。
         それぞれの立場のどちらにも、銭という基準でみると、言い分は
         ある。 だから調整の仕様もあった。 あったはずなのに、現実は
         樹木の哀しい姿であった。 所有者は泣いたという。 どういう
         涙であったのかは知らない。 知りたいのは切られた木の声だ。

Filed under: お便り,動物,天気、星空,歴史  タグ: — tomi 07:59

国を守る気概

              1-090816-1

 1-090731-8-1
                         1-090731-8

   今朝6時の山荘の気温22℃、小雨。

  蒸し暑い昨夜であったが、雨が降りはじめて寝苦しさも和らいだ。 ここ最近
 窓をいくらか開け、網戸を下して寝る癖がついた。 気をつけないと風邪をひく。
                        *
 作家の阿川弘之さんが亡くなられた。 読んだ作品は一冊だけだけれど、読んだ
時期が高校生の時なので、記憶に深く刻まれている。 調べたらこの欄にも2度程
登場している (2004 4/28 『昴 (すばる)』、2015 3/6 『海の墓標』)。
 「国を守る気概」 という言葉が、この時期よく出てくる。 「国」 とは一体何なのか。
戦前は国とは 「国体」、つまり 「天皇制」 を意味していたそうだ。 だから、守る対象
の国とは皇居に住む人々を指した。 間違っても名も無き庶民ではなかった。 この欄
でも何度も取り上げたが、作家の司馬遼太郎さんのエッセイに ───、太平洋戦争
末期、帝都 (東京) に米軍が迫って来たらどうするか。 道は避難民であふれていて、
宮城を守るための戦車が通れない。 すると戦車部隊の上官が、「そんな者は轢き
殺して行け!」 と叫んだそうだ。 彼の中での 「国を守る気概」 とは、そういう気概
らしかった。
 あの戦争がもう一年早く終っていたら ・・・という言葉をよく聞く。 その一年で名も
無きおびただしい命が失われた、本来守るべき命なのに。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「おはよう、爺。 朝から暑いっていうか、熱いね。
          血圧が上がるから程々にね。 軽く軽く。
           私なんか、例のアベチャンの顔がテレビに映ると、
          「よっ! 米国の太鼓持ち!」 って鼻で笑ってやる」
                              ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           姫、言葉を慎みなさい。 どこで誰が見てるか
          分からないんだから。 それにしても 「太鼓持ち」
          とは言い得て妙。 昔は幇間と呼ばれたらしいね。
          小姫は今日はどの辺りをさ迷っているんだろう?

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「釜石近くの海岸にいるみたい。 明日は一関の
          お祖父ちゃんの所に泊まって、明後日帰って来る」
                              ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「おじさん、こんにちは。 私はいま、三陸海岸の
          船越という所の海岸にいます。 釜石から山田線に
          乗り換え、遠野物語に出てくる田の浜の海岸で休んだ
          あと、船越まで足を延ばしました。 今日も暑いです。
          北海道は涼しいんですってね」     ─── 小姫

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            念願かなってよかったね。 美瑛は涼しいです。
           昼の気温が22度、半袖なら寒いくらいです。
            明日は祖父ちゃんの所だってね。 お姉ちゃん
           淋しがってるよ。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「小学生の夏休みの宿題に昆虫採集がありました。
         蝶とクモをピンに刺して提出すると、『クモは昆虫では
         ない』 と言われたのを憶えています。 先生が嫌な顔
         をしたのは、クモが動いていたからです」
                                 ─── 村人・A
                1-img410
                  (悪戯が面白い少年時代)

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          恥ずかしながら、クモが昆虫ではない事をこの歳に
         なるまで知りませんでした。 昆虫は嫌いではないけど
         クモだけは嫌いという人が多いですよね。 あれはどう
         してなんでしょう? 触った感じが柔らかいから?

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「虫のなかでクモだけは大嫌い。 ゴキブリはそれほど
        嫌いじゃないんだけどな。 巣を張って、獲物を待ち構えて
        いるのも腹が立つんだよな。 やり方が汚いんだよ」
                              ─── 仙台姫
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          むかし祖母さんが、朝に現れるクモは縁起が良いと、
         着物の懐に入れてましたね。 幸運が舞い込むとかで。
         反対に、夜のクモは不吉らしく、摘んで捨ててました。

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 07:01

文字のもつ豊かさ

 1-DSCF2259
                         1-DSCF2258

  今朝5時の山荘の気温11℃、晴れ。

  人口1万人と少々。 その町に、生活の基地となるスーパーマーケットが二つ
 あり、その一つに週に一度ほど買い出しに行く。 最近、それとなく感ずるのが
 東洋人の買い物客が多いことだ。 たいてい話す言葉でわかるが、そうだという
 目でしばらく店内での動きを追うと、どこがどうと指摘できないけれど、体の動き
 の微妙な点が違う。 商品を見まわす姿、商品を手に取る動作、その商品が気に
 入らないときの元の場所に戻す動作、それらが日本人とは微妙に違う。
  着物 (和服) 文化の残り火かなと考えてみた。 日常生活で着物を着ることが
 なくなったが、茶の間のテレビには、時代劇とか大河ドラマなどで女性の着物姿
 が当たり前に映り、その所作が習う事はなくても視聴者にしみ込む。 歩く姿が
 いくらか前のめりだったり、商品を手に取って眺めるまでの所作がどことなく簡潔
 で美しいとか ・・・。 日本人のアイデンティティの一つが、習うことはなくとも受け
 継がれているような気がする。
                        *
  掲載写真は、その買い物帰りに撮ったもの。 何の変哲もない風景(左上)だが、
 その一部を切り取ってみると(右下)、美瑛らしくなる。 雑多の中から気に入った
 ものを探し出すというマニアックな行為が、美瑛好きな旅人たちにはたまらないの
 かも知れない。

 CIMG0898-1  CIMG0868-1

 044-1  020-1

  日本は朝鮮半島から多くを学んだが、ただ文字だけは中国から伝わった漢字を
 あれこれ工夫して、漢字、カタカナ、ひらがな等を混ぜた独特の文章体形を生んだ。
 幕末に日本を訪れた西洋人が、一般庶民の識字率の高さに驚いたそうだ。 町民
 にも寺子屋が学校代わりをしていたからだという。 かわら版が当たり前に読まれ、
 春画や枕絵に漢字かな混じりの文章が踊っていて、庶民を喜ばせていたようだ。
  朝鮮半島では、官吏やエリートたちの間では漢字が公式な文字として使われて
 いたらしいが、一般庶民は長い間文字を持たなかったと聞く。 ようやく15世紀に
 (日本の戦国時代) 李氏朝鮮がハングル文字を創るまでは、一般庶民の識字率
 はかなり低かったらしい。
  ハングル文字は知らないが、漢字は象形文字から生まれたと聞く。 漢字学者の
 白川静さんの話だと、漢字は祭祀から生まれた宗教的、呪術的な匂いのする文字
 だという。 偏にしてもツクリにしても祭事上の姿が元になっているそうだ。 それが
 日本に渡ってきてからは和製漢字も創られた。 「峠」 なんて文字は笑えるくらい
 すばらしい。 そういう目から眺めると、ハングル文字の、あの記号化されたような
 姿は、ありていに言ってみすぼらしい。 漢字やそれを簡略化したかな文字ならば、
 文字を一字眺めていても想いも湧くが、暗号文字みたいなあの記号からは、情緒
 の片りんも見えてこない。
  以上は誤解している部分も多いかとおもう。 でも、文字自体がもつ、やわらかさ、
 しなやかさ、奥深さといったものが、それを使う国民性を作り上げてゆくことだって
 有り得るのではないか。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「おはよう、爺。 今朝はがんばったね。 よほど退屈だったんだ?
      まぁ、アルファベットだって24の表音文字、一字一字に意味は無い
      暗号みたいなもの」
                         *
       「その組み合わせで語彙ができるから、一般的に漢字より長い。
      例えば、‘ 国 ’ は ‘ country ’ と長いし、一文字違うと意味が
      まったく変わってくる」
                         *
       「漢字のほうが、文字としては絵画的で、想像力が湧くよね」
                                ─── 仙台姫
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「おじさん、おはようございます。 今夜の 『ららら♪・・・』
        ウエストサイド物語の音楽ですね。 おじさんはどの曲が
        好きですか? 私は 『体育館のダンス』 と 『クール』 が
        好きです」                    ─── 小姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          やはり、変拍子のジャズっぽいのが好きなんだね~。
         おじさんも 『クール』 大好きだけど番組で出ますかねぇ?
                        *
         YouTube で聴けますよ。 『クール 』 も 『アメリカ』 も。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「おじさん、お姉ちゃんスゴイ! YouTubeでウエストサイド
        観てたら、その場で英語の歌、和訳してくれた。
         お姉ちゃん、カッケ―!」             ─── 小姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「爺、暇そうね。 ゴロゴロ寝たり起きたり、お酒飲んだり?
       どこからもメール来ないしね」            ─── 仙台姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              たまには、PCも休ませてあげないとね。
                         *
           おっと、村人さんからいつものメールが入ってます。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「ニセアカシアの花がたくさん咲いています。
        油でカラッと揚げると蜂蜜の香りがして予想外に美味しい」
                                 ─── 村人・A
               1-img352
                   (この広さが寂しさ)

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        ニセアカシアの白い花を、フリッター (洋風天ぷら) にして
       お客様に供したことがあります。 好評でしたが、いかんせん、
       この花の時期、かんじんのお客様がありません。
        きょうの作品ですが、描いていて、空白部分を埋めるのが
       おそらく面倒になり、その時点でこの題名を考えついたんでは      
       ないでしょうか。 私ならきっとそうします。

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「・・・。 作曲者のバーンスタインは、生前よく札幌に来て
        いたそうですね。 おじさん、演奏聴いたことありますか?」
                                 ─── 小姫
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         札幌で毎年行われる、「PMF(パシフィック・ミュージック・
        フェスティバル)」 を主催し、その第一回 (1990年) のあと
        亡くなられたそうです。 おじさんが美瑛に移り住んだのが
        1989年ですが、聴きに行く余裕がなかったですね。
                         *
                バーンスタイン、好きなんだ?

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            「父が好きで、『ウエストサイド物語』 のビデオ、
           小さい時から何回も観てたから」    
                         *
           「おじさん、『クール』 も 『アメリカ』 も出なかった
          ですね。 お姉ちゃん、レンタルDVD借りてくるって。
          お姉ちゃんにも火がついたみたい」   ─── 小姫

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                 お姉ちゃん、きっとハマるよ。

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 07:21

出番ですよ

2426-1

            2426-2

                        2426-3
 今朝5時の山荘の気温17℃、曇り。

 すっきり晴れあがった朝にしばらくお目にかかれない。 雨に濡れた草花が
日々背丈を伸ばして行くような気がする。 ここだけはもう熱帯雨林の様相。
                       *
 何気ない一言、安請け合いが後々歴史に重大な汚点を残ことがあるようだ。
第一次世界大戦中の英国の、節操のない、二股膏薬的な外交が、現在の
パレスチナの紛争の元になったという。 アッチにもいい顔、コッチにも安請け
合いをして、結果的に両者をいがみ合わせた。 日本の戦国時代にもそういう
陰謀があったと聞く。 もちろん中国にも。
 旧約聖書の最初のほうに書かれているカインとアベルの話し。兄弟はなぜ
殺し合うようなケンカをしたんだろう。 原因は、神への捧げ物に対する二人の
態度に、神が優劣をつけたことから始まった。 つまり、カインの捧げ物に対し
誠意を感じなかったから。 「俺への貢ぎ物は、たったそれだけか」 と神様が
難癖をつけた。 そのあと怒りの矛先を弟に向けた兄は弟を殺し、兄カインの
末裔が人類の祖となったという。
 「お前たちは所詮ダメな奴らだ」 と、天の高みから神様は何度も教え諭す。
でも兄弟喧嘩の原因を作ったのは、神様あなたではありませんか? ものは
言いよう、カインにも 「よしよし」 と頭を撫でてあげ、後ほど弟のいない所で
教え諭す。 そうすれば、兄弟喧嘩も起こらなかったかもしれないのに。
 今のパレスチナは、そのどちらにもいい顔をしたところから争いが始まった。
カインの末裔とアベルの末裔の喧嘩はいまだに終わらない。 二股膏薬が
原因なのか、片方だけに秋波を送ったのが悪かったのか、かの地の神様、
うたた寝してないで、そろそろまた出番ですよ。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「爺、おはよう。 悪名高い 『バルフォア宣言』 だね。
      英国の外交史も少しは学んだからね」
                      *
       「チャーチルの言葉、『外交はかけひきのゲームだ』 と
      いう感覚。 そんなゲーム感覚から、パレスチナの悲劇
      が作られたんだよね」         ——仙台姫

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        姫が学んだのは、『ロミオとジュリエット』 の悲劇
       だけじゃなかったんだ。 英国のことは、これから姫に
       教えてもらいましょう。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「おじさん、おはようございます。 おじさんとお姉ちゃん
      いろいろな話が出来てうらやましい。 私も話の中に入り
      たいけど、知識が無いから出来ない」    ――小姫

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      知識なんかより、なぜだろう、どうしてだろうって疑問を
      持つことの方が大切だと思うよ。 人の受け売りだけど、
       「大人と子供の感性の違いは、子供より大人のほうが
      表現する語彙 (言葉数) が豊富なだけで、中身はそれ
      ほど違わない」 そうです。 なんでも疑問をもつことから
      始めるといいですよ。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「小姫、2004.9/13 『化粧』 を読んでごらん。 その
       中の ‵ ある男子生徒 ’ とは、爺のことだよ」
                            ——仙台姫
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「おじさんって、変わった高校生だったんですね」
                           ——小姫
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「おじさんの高校は進学校でね、その質問が出た
       あと授業がストップしてしまった。 教室中が白けた
       空気、そんなことどうでもいいじゃないか、早く授業
       を進めようぜと。 でも、その時の古文の先生、授業
       止めて、真剣に考えてくれました。
        おじさんが古典を好きになったのは、その先生の
       おかげだったと思います。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「でも、大人になってから、『実はあれは・・・女の健気で
      可愛い技巧の一つなのではないのかと・・・」 と振り返る
      おじさんの感想、いいなぁ。 私も早く大人になりたい!」
                             ——小姫
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      「爺、熱帯雨林の草取り? ウェブカメラに写ってるよ」
                             ――仙台姫
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       雨があがったんでね。 熱帯雨林じゃなくて、サバンナ
      かな?

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「四捨五入すると70代の老人と、現役高校生の
        会話。 邪魔したくないけど、ちょっぴり焼けるな」
                           ——仙台姫

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 07:30

上書き


                        

 今朝5時の山荘の気温20℃、曇り。

 台風の余波でしょうか南風が強く、黒雲が空いっぱいにうねって不気味な朝。
                       *
 パソコンにトラブルが起き、しばらく不安定な状態が続くかと思われます。宿泊
の予約など、オンラインでの問い合わせに不都合が起きた時は、次の携帯番号
を呼び出してください。 ‘ 090-7649-1096 ’
                       *
 毎年この時期、前の戦争に対する特集がマスコミに登場する。 前の戦争とは
日中戦争から太平洋戦争のことで、その前にも外国との戦争はあったはずなの
に、前の二つの戦争は歴史の中に埋もれがち。 日清戦争は日露戦争に上書き
され、日露戦争も太平洋戦争に上書きされ、それぞれは歴史の教科書の中に
しか登場しなくなってしまった。 たぶんそれらの戦争は一つの流れの中で起き
たはずで、根は大陸への怖れと蔑視、さらに利権が絡んだ。
 古くから尊厳を抱いていた中国・朝鮮が、西洋文明にあっけなく凌駕されて
しまったことから、次はわが身と軍備を整えた明治の時代。 怖れは次第に増幅
されて先制攻撃が正当化され、攻撃してみると意外にもろいし、うま味もある。
ロシアも革命騒ぎで戦争どころではなくなった。 それやこれやが日本人を増長
させ、その後の破滅へのプロローグとなった。
 民族は同じ過ちを何度も繰り返すとも聞く。 そういう素因がもともと備わって
いるらしい。 お隣中国は、あの大唐の時代が理想だと胸を張る。 だから覇権
主義に疑いを持たない。 それは漢民族の気質からも生まれるものらしい。
 日本人の気質とは何だろう。 武士が治めた世は清貧さが美徳とされ、美の
基準も絢爛豪華さより、うるおい、おもむき、憂いといったものが底に生まれた。
武士どうしの争いに銭金は絡まない。 名誉とか誇りがあったはずで、利権で
刀を振り回すことなど少なかった。
 気質が変わったのか、あるいは前々からあったものが首をもたげたのか、
利にさとい商人気質が、この狭い島国だけの美食では飽き足らずによその国
へと手を伸ばす。 為政者を抱き込み大がかりに。 為政者は狡猾さを内に隠し
「オオカミが来るぞ」 とわめき散らす。 明治の時代ではなくて昨日今日のこと。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       「おじさん、こんにちは。 お姉ちゃんから、外回りだから
      おじさんの面倒みるようにって。
       昨夜はお祖父ちゃんと夜遅くまで 『遠野物語』 の話しを
      してました。 お祖父ちゃん昔よく読んでいたそうで、孫娘と
      話すのがとても嬉しそうでした」       ——小姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

               面倒みてくれてありがとう。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「・・・・・・。 『遠野物語』 に‵ 神隠し’ の話しがあって、
       ある娘が神隠しにあい、それから30年後に老婆となって
       帰ってきたと。 老婆が言うには、みんなに会いたかった
       からだと言い、また去っていったと」
                       *
        「だからお前も、30年後に両親に会えるかもしれんと
       お祖父ちゃんは言うけど、30年後だと私50歳に近いし、
       両親は70歳超えてるし、会っても分かるかな~って」
                       *
        「そしたら祖父ちゃん、わしが先に行って、言うといて
       やると。 『遠野物語』 は祖父ちゃんの中にも生きてるん
       ですね」                   ——小姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       例の津波の話しかと心配したけど、調べたらありました、
      「サムトの婆」 の話しですね。
       30年後に御両親と道ですれ違っても、お互い分からず
      じまいかも知れません。 でもふと懐かしい空気が漂うかも
      知れませんよ。 そう思えば、30年後が待ち遠しいかも。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「(阿寒産)カバノアナタケを送りますか? ガンに効くと思う」
                            ——村人・A
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        まだはっきり癌になったかどうか経過観察中ですが、
       予防になるようでしたら。 「カバノアナタケ」 って、もし
       かして村人ワールドに生えてるキノコ?

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「爺、おばんです。 帰ってきたらドアノブにビニール袋。
       中に惣菜三品。 やはり持つべきものは元カレだね」
                              ——仙台姫
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              小姫、お姉ちゃん心配なさそうだ。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           「お姉ちゃん、自立しなさい!」  ——小姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

             歳の差15違う姉妹とは思えんな。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「爺、もう寝た? 爺の政治がらみの話し、どこか
         借り物ぽくて精彩がない。 そういう話し、やめたら?
         もっと爺の得意分野の話しがいい。 下ネタとか」
                             ——仙台姫
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         わかる。 なんか言葉を探しててもぎこちなくてね。
        自分が何を言わんとしてるのか分からなくなってくる。
         ほんとは空の話しだとか山だとかを話題にしたい
        のに、なんかそういう雰囲気? 空気じゃないみたい
        な昨今、爺なんかが出しゃばることもないとはおもう
        けど、そういう気配が漂っていて、何かしゃべらないと
        とわけもな思ってしまう。
         山本七平さんという人に 『空気の研究』 という本が
        ありました。 時代に空気があって、その空気を吸うと
        人々は吐く息までみな同じになる・・・みたいな内容
        でした(?)。 単一民族だからでしょうか、日本人は
        同じ色に染まりやすいんでしょうね。 このあいだの
        ブラジルでのサッカー場、試合の終わった後、ゴミを
        拾っていた光景が話題になりましたが、日本人には
        いい意味で当たり前、悪く言うと同じ価値観しか持ち
        合わせていない。 だから、ある空気に包まれてしまう
        と、みな同じ行動に出てしまう。 反逆者が少ない。
         バラバラであっていい。 いくら政治家が声を振り絞り
        こぶしをあげても、知らん顔の人がいてもいい。多様な
        価値観をもつ国民に、戦争にいってくれと為政者が
        叫んでも、誰も見向きもしない。 爺はそういう世の中が
        好きなんです。

Filed under: お便り,歴史  タグ: — tomi 06:23
  • 2017年9月
    « 8月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
  • 最近の記事

  • 過去の記事

  • カテゴリー