非日常
今朝6時の山荘の気温 20℃、くもり。
暑苦しいので、昨夜寝る前に部屋の窓を少し開けて寝た。
明け方、重苦しくて目が覚めたら、変な夢を見ていた。
妖怪のような薄気味悪い雲が空に漂い、形を変えながら
手招きしているように浮かんでいた。最近このような訳の
分からん夢をよく見る。
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現実の日常より夢の世界のほうが、変化があり不思議が
あって楽しい。若いころ、フロイトの『夢判断』を夢中に
なって読んでいたころは、「あ~そんなもんか」で通り過
ぎていたことが、今では日常のことになっている。
脳の劣化とともに、非日常が入り込んでしまったかな?
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「ラジオ深夜便で五木寛之が、1本のライ麦の毛根を
すべてつなぐと1万メートルを超える話をしていました」
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「人は生きているだけで価値がある、と言う内容の説明
に使ったようです。 85歳の五木の話が聞きやすいのは、
こう生きなさい! と断言しないからでしょうか。清涼剤
を飲んだ気分でした」 ─── 村人・A
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「おじさん、おばんです。 きょうは昼ごろから
お姉ちゃんと仙台の街をぶらぶらしてきました。
今年は七夕祭りが中止でしたが、人混みは多かっ
たです」
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「街中を二人歩くと、人の視線はみなお姉ちゃん
のほう。中には『高橋由美子』が来てるぞ!なん
て、大きな声を出す人も」
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「だから私は、お姉ちゃんから少し離れた後ろか
ら付いて行くと、お姉ちゃん「こりゃ**! 早く
来んかい!」
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「お姉ちゃんと街中を歩くのは気が重~いですが、
今日は一つだけ、良いことがありました。それは
お姉ちゃんの懇意にしてるお寿司屋さんで、無銭
飲食できたことです」
*
「『この子が例の子かい?」で、あとの会話はなし。
大きな寿司桶に食べきれないほどの握り寿司。
お姉ちゃんはお酒ばかり飲んでいて、たまに二つ
三つ手を出すだけ、残しちゃいけないと私が完食!」
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「おじさん、お姉ちゃんのお腹、いったいどうなっ
てるんでしょうね? いちど解剖室で腑分けしてみ
たいです」 ─── 小姫
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さ~ね、何が出てくることやら・・おじさんも
一度覗いてみたいですな。
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それより、小姫のお腹も心配です。どうなって
るのか気になりますよ。
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「ジイ、まだ起きてる? 小姫ねぇ(もう寝たけど)
仙台に帰ってきて3日目で2kg 太った。 将来の
お医者が、体調管理はまだまだですね」
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「あの子、手相に凝ってるんだって。医大でそんな
こと教えるのかよ~。手相見て、『ハイ、あなたは、
頭に腫瘍がありますね」とか、指先を見て、男運が
悪いですよ・・とか?」
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「そのくらいのことなら、アチキだってできるよ。
『あなた女難の相があるから、早いとこオチンチン
取っちゃいなさい!』ってね」 ─── 仙台姫
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爺も若いころ、手相見に言われたことがある。
「あなたの手を見ると、手のひらに比べ指先が
とても短い。器用な手とも言われてるが、女を
泣かせる手相だともいえる。気をつけなさい」。
この手相見の所見は的外れ。以来、爺は女に
は泣かされっぱなし・・!
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「ジイ、小姫が起きてきた。寝ぼけマナコで
ジイとのメール読んでる。そのあとひとこと」
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「手のひらには、大変な情報が現われてる事
があるんだから。手のひらに触るだけで体調
の変異が分かることもある・・そうだ」
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「ジイ、女医さんに手を握られて、ドキドキ
してちゃダメなんだぞ!」 ─── 仙台姫
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爺は女医さんに手を握られ、「ご臨終です」
と言われ、旅立ちたいよ。
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「そんなことぐらいなら、アチキが言ってやるわい!」
─── 仙台姫
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姫に言われたら、びっくりしてこの世に戻るワイ!