寄り添う

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       (2010 3/11)
                     1-100306-4-2
                         (2010 3/6)

       今朝7時の山荘の気温 -9℃、曇り。 積雪深:50cm以上。

   掲載写真は6年前に撮ったもの。 気分がウツ状態で、部屋からも出たくない
  くらい。 窓の外、風がないので木々の枝も止っている。 雪が少し舞ってきた。
                    *
   昨夜飲んだワインがグラスの底に残っていたので一気に飲んだ。 呼吸が楽に
  なった気がする。
   初めてお酒を飲んだ祖先は、どのように作り、飲んだんだろう。 たぶん偶然
  できたものを、臭いを嗅いたり、舐めてみたりして、そのうち少しだけ飲み込ん
  だところ、喉元がスーッと開いたように心地よくなった?
   食べ残ったものが腐敗し、発酵して偶然できた。 食べ残るとか貯蔵するとい
  うことは、それだけ食量生産も豊かになった。 酒は豊かさの象徴だろうか。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   「おはよう、爺。 昨日の天皇陛下のお言葉に 『寄り添う』 という言葉が。
   ふと、どこかで聞いたなって思ったら、爺が昨日朝の近況報告で使ってたね。
   いい言葉、大切にしたいね」              ─── 仙台姫

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   姫、おはよう。 記憶違いかもしれないが、作家の遠藤周作さんが使っていた
  言葉に 「同伴者イエス」 があります。 イエスという男はキリスト (預言者)
  などと呼ばれてはいるが、本当はナザレの一介の無力な男にすぎない。 病む人
  や貧しい人を救う力などは無く、ただ ‘ 寄り添う ’ だけだったと。
   影のように寄り添いつきまとう。 辛い立場の人にとっては、それだけでどれ
  ほど勇気づけられたかと。

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  「爺、小姫がね、時間つくっては仮設に行くんだけど、『行って何してるの?』
  って訊くと、『何もしないよ。 ただお爺ちゃんやお婆ちゃんの話を横で聞いて
  るだけ』 だと。 あの子も 『同伴者・小姫』 だね」
                     *
   「爺、鬱なんだって? 『チャタレー』 の姫・訳を送ってあげようか?」
                            ─── 仙台姫

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          いや、だいぶ落ちついてきましたからいいです。
         姫も爺にとっては 『同伴者・仙台姫』 ですよ。

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      「お~い、爺! 写メ送るから、小姫のスーツ姿、試着室の前。
      ついでにアチキの写真も。 ブログに載せるなよ!」
                            ─── 仙台姫

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          だいじょうぶ、載せ方知らない(忘れた)から。
         それにしても小さくて、細部がよく分からない。

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       「コラッ、エロ 爺々! 細部だと! どこ見てんだよ!」
                         ─── 仙台姫

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       スーツ着てるから、こっちが小姫だろうなって程度だから。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「どこ見てんだよ? 胸見れば分かるだろう。
          盛り上がってる方が私、ペッタンコの方が小姫」
                         ─── 仙台姫
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          その細部が分からん! どっちも盛り上がってる
         ような、ペッタンコのような ・・・。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、いいかげんガラケーからスマホに替えなさい。
        二人の胸だけ撮ったの送ったからね (小姫に不審に
        思われたけど)。 どう? 私の方が大きいでしょう」
                        ─── 仙台姫

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          なるほど、アラサーと高校生の違い、歴然ですな。
         スマホですが、また一から覚えるの大変だからよす。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、いろいろ用事済ませて、さっき帰って来た。
         小姫、大の字になって ‘ あぁ、我が家はいぃ~ ’ 。
         いつでも帰って来なさいよって、爺にメールしても、
         あの子、最近爺のブログ、あまり見ないからな~」
                    *
          「爺、その後、具合はどう? 安静にしてる?
          食欲は? 無理しないで横になってなさいよ」
                        ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         だいじょうぶ、まとめて見てるようだよ。メールも
        毎日くれるけど (内容は掲載しない約束)、いつも
        最後に 「お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします」
        と添えてある。 姉おもいの妹さんだ。
         体調はぼちぼち。 先ほど2度目の食事とったけど、
        ちょっと冷汗が出た。 お言葉どおり横になってます。

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        「爺、教えてくれた昨夜のB・Sの番組、録画しておいた
       のを今観終ったとこ。 二人とも抱き合って泣いてばかり。
       さとう宗幸さんギター弾き語りの 『青葉城恋唄』。 恋の
       歌なのに、‘ ♪ あの人は もう いない~ ’ は、あんまり。
       聴いてた小姫ぐらいの女の子が、両手で顔押さえ泣いてた
       けど、もうあの歌は、恋の歌とか失恋の歌じゃなく『震災
       の歌』 になったんだよ」       ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        さとう宗幸さん、爺と同い年なんだけど、どうしてこうも
       違う人生なのかと愕然。 同じ空気を同じ時間に吸い続けて
       きたのに、人生の濃度がまるで違う。 うらやましいです。

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                 (天を仰ぐ)

        「だんだん日が長くなり、なんとなく嬉しくなります。
        同時に、なんとなく憂鬱になります。その顔はニヒルや
        渋さとほど遠い、単なる老化です」  ─── 村人・A

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       同病のようですね。 老化と言われ、少しばかり抗いたい
      気分もあります。 「アンニュイ」って言葉ごぞんじですか?
      フランス語ですが、‘ けだるいさま、退屈 ’ という意味です。
      18,9 の女の子が、アンニュイな中年男をそう形容した小説
      『石の森』(三浦綾子・著)がありました。老化、老化と片付
      けずに、渋さ、ニヒルさをも取り戻りましょう、お互い。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「爺、飲んでるかい? 体調悪いんだっけね。
          よしよし、代わりに姫が飲んであげるからね」
                       ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        お酒のストックが無くなったので、焼酎を野菜ジュースで
       割った、いわゆる 「ブラッディ・メアリー」 を飲んどる。
       姫の「ポロリ菌入りのお酒」、飲んでみたくなったゾナ。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

          「おじさん、その本 『石の森』、長いですか?
         読んでみたいです」       ─── 小姫

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          たしかお姉ちゃん読んでますから、
               お姉ちゃんの本棚、探してみたら?

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          そのお酒、あの 『血まみれメアリー』 だね。
         女は、時として残忍になるからね、ね~ 爺さま、
         覚えておくんだよ」      ─── 仙台姫

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         怖! どうでもいいけど、横になってられないんだよ。
        今夜はもうあと1.2回にしてくれない? メール送るの。

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         「ナニナニ、ポロリ菌入りのお酒、飲みたいって?
        よしよし少し準備があるからね、さっそく今夜からね」
                         ─── 仙台姫

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         どういう準備するんだか ・・、訊くのやめておこう。
        話しが長くなるし、何となく卑猥になりそうな気配だし。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        「じじ様、まだ起きてるかい? ポロリ金・・じゃなくて
       ポロリ菌入りのお酒、できたからね。 ウン、いい出来だ」
                     *
        「味といい香りといい、姫の香気たっぷり含んだ逸品!
        近々送るからね、飲み過ぎないようにね。 飲み過ぎても、
        姫が介抱してあげるからね」
                     *
        「お酒の名前、『ブラッディ・秘め姫』。 特別限定品」
                         ─── 仙台姫
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         どうでもいいけど・・・もう眠ってたんだからね。
        姫ももう寝な! 姫と小姫の写真、思い出しながら
        爺は気持ちよく、ウトウト、スヤスヤ・・。
         携帯、枕の下の奥の奥のほうに埋め込んだから静か
        にね。 眠れないんなら小姫みたいに何か本でも読ん
        だら? 英国の 「ケインズ経済学」 とか。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

         「爺、冗談じゃなく、小姫頼みますね。もう私より
        爺のほうが心が通い合ってるんだから。 ちょっぴり
        淋しいけど、これからのあの子には、爺が必要なんだ
        から。私はあの子の愚痴聞いてやるくらいしか出来な
        いんだから」           ─── 仙台姫

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        姫、もう遅いからお休みなさい。 今日はお疲れさん。

Filed under: お便り,お酒  タグ: — tomi 08:34
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