カタクリ

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                       (カタクリの花)

         今朝7時の山荘の気温 18.8℃、晴れ。

   この春一番の暖かい朝ではないでしょうか。 いつもは朝寝坊のネコが、
  まだ暗いうちから窓際で、外に出たいと鳴いておった。
                  *
   植物の花は、おおかた上を(大空を)向いて咲く。理由はいろいろある
  だろうが、カタクリは下を向いて咲く。人はその理由をつい思い、哀しい
  話しを創りたがる。地中に眠る、亡き子を想っているのだろうかと。
                  *
   司馬遼太郎さんの本(『竜馬がゆく』)を読んでいる。10代、30代
  そして今と、3度目になる。
   司馬さんのエッセイで思い出す。政治家の演説を聞いていて(講演会に
  招かれて)の一言 ───、「あの人も、黙っていればいい人なんだが・・」。
  政治家は言葉を駆使し、しゃべる事が職業。 ほかに取り柄はないのにね。

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         「受刑者の逃走や罪人を応援しませんが、
        ‘ 海を泳いで渡った・・・’ と言うのが凄い。
        親鸞は『善人往生をとぐ言わんや悪人をや・・』
        と説いていたけど、関係ありませんか・・・」
                      ─── 村人・A

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         読みかけですが、五木寛之さんの『親鸞』を
        少しばかりカジリました。「善人」とか「悪人」
        とかは、どうやら言葉とは裏腹で、悪人は善人に
        なろうと苦悩し、たえまなく努力し向上しようと
        する人。反対に善人は己が悪人であるなど夢にも
        思わない人 ─── そんな感じかな? まと外れかも
        しれませんが。

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       「爺、テレビ見てるかい? むかし流行った歌謡曲
       4時間だってさ。おやじ、テレビの前でくぎ付けで
       歌っとる、下手くそジャ~」
                   *
        「小姫がね、泣いとるんじゃ。 お父さんが酔って
        よく歌ってたと」        ─── 仙台姫

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          爺も小さい声で、泣きながら歌っとるわ。

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       「おじさん、泣きながら歌ってる曲って、な~に?」
                      ─── 小姫
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                言えるか。
                  *
        由紀さおりの『夜明けのスキャット』だけどね。
       当時ちょうど20才で、下宿生活だった。 テレビ
       なんか無くてラジオだけ。 そのラジオから深夜に
        ♪ ル~ル~ルルル~。誰が唄ってるんだろうって
       同じ下宿の、ギターの上手い奴と、男同士でコソ
       コソ夜中に真似て歌ってた。
        下宿の食堂のTVで観る機会があってね、初め
       て由紀さおりさんと出会った。軽く目を閉じて歌
       う姿が色っぽくてね・・・まだ二十歳でしたから。

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       「爺、『神田川』 だけどさ。 親父たちに訊いたら
       あんな貧乏クサイ歌、キライだと言うとった。
        世代の違いなんだろうな」     ─── 仙台姫

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        だろうな~。当時、『同棲時代』というマンガが
       流行ってましてね、若い男女の性はかなり乱れてた。
       乱れてたんじゃなく時代を先取りしてたかも知れん。
       『神田川』の歌詞は、当時の若者には、ごく自然の
       世界でしたよ。
                   *
        爺も御多分にもれず、そんな青春を送ってました。
       最近グーグルマップで、20代のころ生活していた
       アパートの在った所を探してたら、そのアパートが
       まだ残ってました(近くにあった銭湯は無かった)。
        当時(40年以上前)でも、それほど新しい建物
       ではないのにと、一度訪ねてみたいです。 当時の
       アパートの大家さんは、まだ健在かどうかも・・。
        今夜は、昔のことを思い出し過ぎた。

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