新聞を止めたら

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    (トムラウシ山)
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   今朝7時の山荘の気温 -8.5℃、曇り。積雪:70cm。

 風もなく穏やかな朝です。ただ、いつもの朝なら野鳥が飛び交うのに、
今朝はその姿がない。何か異変でも予知してるんだろうか。
 今日は新聞休刊日。3日分ほど溜まった新聞を読みはじめると半日が
過ぎ、更に調べものが続くと一日が過ぎる。新聞購読をいつ止めようか、
止めたらボケが激しくなりそうで、それが怖い。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
    「おじさん、おはようございます。最近、下の血圧が高い
    ですよ。毎晩よく眠れてますか?」
                *
    「今朝のニュースで、札幌雪祭り会場にバーンスタインの
    雪像が紹介されてました。 おじさんは ‘ PⅯF’ 見たこと
    ありますか?」              ─── 小姫

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    小姫から最近便りが無いので心配してました。風邪など
    ひいてない?
    最近、眠りが浅くてね。そのぶん昼間うつらうつらする
    事が多くなりました。
    PMFは一度行きたいとは思ってるんですが、美瑛から
    札幌はもう遠い。ちょうど静岡から美瑛に移住して来た
    頃に創られ、次の年にバーンスタインは亡くなっている。
    行けばよかったと後悔してます。
                *
    札幌に住んでいた若いころ、彼の演奏を聴いたような気が
   して調べてみたんですが、北海道には来てないようですね。
   他の指揮者と混同してたようです。当時は著名な指揮者や
   海外のオーケストラが、よく外国から札幌に来てました。

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   用事があり、街まで出かけた折に撮った写真。私道入口付近の
  山荘の看板横に、かわいい雪ダルマが。犯人・・いや作者は例の
  『冬ソナ』の若い二人のようだ。探せばまだそこら中にあるかも
  知れない置き土産、またいつか訪ねてきてほしい二人です。

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   「札幌ゆき祭りが始まりましたが、混雑が予想されます。
   ゆき祭り会場で外人さんに『こんなにたくさん雪があるのに、
   どうして触って遊ばないのですか?』と言われた事があります。
   雪がない国の人だったのでしょう。答えに困りました」
                      ─── 村人・A
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    彫刻科出身の村人さんなら当然困るでしょうね。 立体は
   触って初めて理解できるんですから。
    私も自分で描いた絵の表面を指先でなぞる事があります。
   「あぁ、つまらない絵を描いてしまったな」と指先が教えて
   くれます。

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    「視覚はダマせても、触覚はダマせないってことか?」
                      ─── 仙台姫
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     そうだと思います。ところで彫刻科の教室を覗くと、
    モデルさん(女)の体が、学生の手で撫でまわされる
    ので粘度だらけなんですね。うらやましかった~。

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    「絵だって触ってみりゃいいじゃない、モデルの体を。
    恥ずかしかった?」         ─── 仙台姫
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    まだウブでしたからね。でも、石膏像のデッサンを
    していたとき、どうしても腑に落ちない箇所があった
    ので手で触って来たんです。すると横でデッサンして
    いた女の子が、「触れば分かるの?」って訊くので、
    「そう、男だからね」って言ってしまった。それから
    まもなく「男だから触れば分かるんだと」という言葉
    が教室内で流行ってしまった。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     「おじさん、夜遅くにごめんなさい。デッサンの
    話ですが、要するに『見えるように描くのではなく、
    有る(存在する)ように描く』ということですね?」
                     ─── 小姫
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      その通りです。でも、それがなかなか難しい。
     視覚で得たものを一度咀嚼(そしゃく)し直し、
     自分勝手に都合の良いように描くのではなくて、
     ある時点では自分の感情・思考を押し殺す努力
     までしなければならない。
      感情や思考を押し殺してまでの芸術って一体
     何だろう? おじさんにも解りませんが、もし
     かしたら「人間賛歌」なのかも知れません。
      神の領域に入ってしまいそうですね。

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    「爺、まだ起きてるか? BSで『ソロモンの偽証』
    観てたんだけどさ、前半終わった最後に例のあの曲が
    流れてきてさ。 映画がつまらなくても、音楽で救わ
    れるってことあるよな」      ─── 仙台姫

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    『アルビノーニのアダージオ』か? もう寝な!

Filed under: お便り,山荘周辺,未分類  タグ: — tomi 08:42
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